チーズケーキ好きの夫がクリームチーズ1キロを買ってきたので、贅沢に材料を使ったニューヨークチーズケーキを焼きました。いつものレシピよりも卵黄が多いので黄色みが強く、青い色に映えるだろうなあと、青い食器を集めてました。
ところで「北欧の色は?」と尋ねるとほとんどの方が「青」と答えられます。私もそう。フクヤのイメージカラーの青はそこから来ています。
海の青、湖の青、空の青、緯度が高いためか北欧では青がとてもきれいに見えます。こんな景色が数十分中心を離れるだけで見られるのも北欧の魅力。
トップの写真の青でそろえたコーディネート。お皿はRörstrand(ロールストランド)Blå Eld。緩い三角形をしているので、カットしたケーキが上手く収まりました。表面に施された編み目模様が単色の青に表情を与えています。Blå Eldを作った時、この青を出すために釉薬の開発に1年かかったそうです。
ティーカップは同じくロールストランドのMon Amie(モナミ)。モナミのカップのソーサーには花柄がスペースに収まっているものと、ソーサーからはみ出しているものがありますが、こちらははみ出しているタイプ。そもそも持っている、花柄の踊るような躍動感が強調されたデザインです。
チラリと写っているシュガーポットは、Gustavsberg(グスタフスベリ)のBlå Husar。あえて滲む効果を狙った手法で絵付けされたパターンが特徴で、冷たい印象を与えかねない青に温かみを加えています。
ロールストランドもグスタフスベリもスウェーデンのメーカーです。青とチーズケーキの黄色が合わさると、なんとなくスウェーデンのイメージも出てきますね。
ミタ
最後に北欧と青について豆知識を追加しました。
スウェーデンとフィンランドを船で移動した時、早めに出口で待機していた私は、ふと振り返った時に、同じく出口の方に顔を向けている、下船を待つ人々の瞳がどれも青、青、青で、少し怖くなったことがあります。
こちらは、ヨーロッパでの明るい色の瞳(青、緑)の分布を表した地図です。これを見ると北欧の10人に8、9人は青い目を持っていることになりますね。