スウェーデンの数え歌「Äppel päppel」のプレート

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私よりも甘いもの好きな家人のリクエストでアップルパイを焼きました。パイを乗せたのは、ロールストランドの子供用プレート「Appel pappel」。 子どもたちがリンゴの木に登ってリンゴ狩りをしている絵が描かれています。
Äppelとはスウェーデン語でリンゴのこと。Äppel päppel(アッペル パッペル)は古い数え歌でのひとつの様です。その全部の文句がスウェーデンのWikipediaに記載されていました。

Äppel, päppel
Äppel, päppel, pirum, parum
Kråkan satt på tallekvist
Hon sa ett, hon sa tu
ute ska du vara nu!

数え歌ですからリズムや語呂合わせに重点が置かれていて、筋の通った意味はなさそうです。
そういえば、私が子どものときに歌った数え歌

いち にの さんまの しっぽの
ごりらの むすこの
なっぱの はっぱの
くさった とうふ

も意味なんてないですものね。ところで、これって全国区なのかしら?
秋刀魚だの、豆腐だのと随分と身近で日本的な食べ物が登場しますが、スウェーデンの人にとってもリンゴはかなり身近で大切な果物です。
北欧はその名が示す通り北の方にある国なので、極寒の冬は新鮮な野菜や果物が不足します。そのため果物の保存食(ジャム)が豊富なのですが、ベリー類と違ってリンゴは長期保存が可能で寒い冬でも食べられる貴重な生の果物。
そんなリンゴは豊穣の印としてクリスマスの飾りになっている程です。色と形の可愛らしさもあるのか、クリスマスのデコレーションではとても人気があるモチーフです。
また生だけでなく、ジャムにして保存もするそう。スウェーデンの知人は毎年秋になると庭のリンゴで20リットルものリンゴピューレを作って冬の間食べるとか。

プレートの下に敷いたクロスもスウェーデンから来たもの。たっぷりとリンゴを詰めた樽が描かれています。スウェーデンではこれくらいの量は普通に見る光景なのでしょうか?

11月に同じシリーズのボウルを買い付けてきました。このボウルは明日アップ予定です。少しプレートとは柄が違いますので、良ければご覧になってくださいね。

ミタ

Youtubeにアッペル パッペルの朗読がアップされていました。


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