フィンランドは白樺の、あの季節

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こんにちは、買付レポートがすっかり滞っていましたが、こちらは宿の近くのフィンランドの林です。
緑の中の白樺が美しく、いかにも北欧の初夏の光景ですね。

ところがこの季節、美しい白樺が原因で北欧の人はすっかり困ってしまっています。

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原因は、この白樺の花による
花粉症
です。

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普段は春先と秋に買付に行くので、この季節はまだ2回目。いつものアンティークショップの方がずーと鼻をかんでいるので「ひどい鼻風邪なのね」と思っていたら、店の前の白樺の木を指し「花粉症です」と。
日本以外の国ではあまりマスクをする習慣が無いので、ひたすら鼻をかみ、耐え忍んでいました。お気の毒に・・・。
さて、今回の買付の写真を改めて見返すと、その数の少なさに自分でも驚きました。少し買付の間が開いたので、欲張ってあちこち周る強行スケジュールだったのが原因のようです。

とにかく、移動、買付、梱包、発送に忙殺され、今回は最終日のコペンハーゲンを除いてほとんど街歩きの時間を持てませんでした。
それでも、夜の9時過ぎまで明るいこの季節、梱包の手を休めて窓から木々や湖を眺めるだけでも清清しい気持ちになったので、春や秋とは随分と気の持ちようが違いました。

と言うわけで、これはフィンランドで買い付けたほんの一部です。
これらは現地のアンティークショップに発送をお願いしたので、まだ到着していませんが、それ以外にも既に現地から送った14箱が届いています。
これから開梱、検品。31日の新着アップにはこの中から選んで出しますので、どうぞお楽しみになさって下さい。

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さて、こちらはフィンランドの伝統工芸のヒンメリです。麦わらに糸を通して作る装飾で、主にクリスマスの頃に吊り下げて飾って楽しむものです。冬の季節は寒くて夜の長いフィンランド。収穫の終わった麦わらを集め家の中で作る、こういった工芸品が発展したのでしょうね。
ヒンメリは単純な幾何学系をつなげて、様々な複雑な形を作り出す事が出来、アイデア次第でその可能性は無限大です。

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フィンランドの知人にお母さまが作ったというヒンメリを見せていただきました。感嘆の声を上げると「もし好きなら譲ってもいいけれど、日本に送ったら壊れてしまうから無理ね」と。
まさしくその通りなので、ヒンメリは現地で見て楽しむか、自分で作るしかありません。

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ヒンメリの作り方を知りたい方には、日本で出版されている、この「ヒンメリ フィンランドの伝統装飾」が手に入りやすいでしょう。

実は来月、本の著者である、おおくぼともこさんによるヒンメリの1日教室を開催します。当日は2時間で30cmほどの小さな作品を作ります。イメージとしては、フィンランドで撮影した大きな作品の下に下がっているひし形の物を3つ組み合わせた感じでしょうか。
募集開始は31日から。応募方法等の告知はメールマガジンで行いますので、どうぞお楽しみに。

ミタ

ヒンメリをいまから作れば、クリスマスには大作が!
・・・かな?

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