こんにちは、ヘルシンキはようやく天気が回復して、昨日は気温も上がりました。こちらは、あまりの暑さにアイスクリームスタンドに集まる人たち。
いや、寒いよ。15度はまだ寒いって。
さて、おとといスーパーマーケットに行きました。現地の生活を垣間見れたり、珍しい食材や洗剤などの雑貨が並ぶスーパーマーケットを歩くのが大好きな人は沢山いらっしゃるでしょう。私もその一人です。
特にフィンランドのスーパーはこんなものが並んでいるから見ているだけでも楽しい。前回もご紹介しましたが、マリメッコのペーパーナプキンはこの写真だけでなく、様々な種類があって価格も2ユーロ前後だから、ついついまとめ買いしてしまいます。
今回はナプキンだけでなく、テーブルクロスも発見。紙製ですので、使い捨てでしょうが、7ユーロもしないのでパーティーの時など気楽に使えますね。
そして、パーティーと言えばこんなものも。ウニッコ柄の紙コップと紙皿です。これも2ユーロ前後とお財布に優しい。
マリメッコだけでなく、アラビアもこのように並んでいて、いかにフィンランドの家庭に浸透しているのか分かります。
冷凍コーナーには北欧らしく、ベリーやキノコが。いいなあ、ベリーって日本では高いんですよね。フィンランドの人にベリーパイのレシピをもらうと”ベリー1リットル”とか書いてあって、日本で作ると「どんなけ高級スイーツ!」のレベルですが、これなら気軽に出来ますよね。
そして昨今の食文化を反映してか、冷凍寿司。食べる時は矢張り自然解凍でしょうか?
これは、スーパーの魚屋と肉屋のインストア用番号札発行機。順番が来ると写真左上の電光掲示板に番号が表示されるのと同時に店員さんに呼ばれます。魚屋と肉屋にはお惣菜もあり、今回の目的は夕食用のお惣菜です。
私が買ったのは、このLohipiirakka(ロヒピーラッカ)。パイ皮にサーモンとゆで卵とご飯が包んであります。
フィンランド料理のレシピを集めた「ムーミンママのお料理の本」 で気になっていたお惣菜です。
ご飯がちょと硬かったですが、味は大体予想通りで(悪い意味ではありません)美味しかったです。好みの大きさにスライスして食べるのがフィンランド流。スーパーでは量り売りをしてくれます。この大きさで約300グラム、8ユーロほどでした。
「ムーミンママのお料理の本」でも大きな塊を切って食べるように紹介されていましたが、小さく作って一口パイにするものいいですね。
さて、お仕事の方ですが、買い付けた品の一部です。
写真にも写っていますが、昨日のお店ではオイバ・トイッカのデザインしたFloraのピッチャーがオリジナルと2002年の復刻の両方が揃っていました。なかなか同時に揃う機会がないので並べて比較してみました。
まず復刻版は底に花の形のエンボス模様があり、オリジナルは何もありません。
Iittalaはガラスに鉛を使わないので透明度はクリスタルガラスに比べると劣ります。けれども矢張り年月とともに技術が向上しているのでしょう。復刻の方がやや透明度が高く、見た目に軽く見えたのですが、持ち上げて驚きました。
手に持ってはっきりと分かるくらい、復刻の方が重いです。材料の違いか、製法の違いか、はたまた昔の職人さんが薄い吹きガラスを作る腕が良かったのか。重い方がしっかりしているのかもしれませんが、ピッチャーですから、軽いのがいいですよね。
また厚みの均等さ、注ぎ口の形の美しさは復刻の方が高いです。
けれども、私はオリジナルの持つ不均等な部分に量産品には無い魅力を感じてしまうので、個人的にはオリジナルに軍配が上がります。もっとも、ここは個人の好みの問題かもしれませんね。
このショップではどちらも同じ価格で取り扱っていました。復刻の方が良かった方には申し訳ないですが、迷い無く、私はオリジナルを選んできました。無事日本に届いてご紹介できますように。
ミタ
残念な話ですが、Floraのピッチャーは時々コピー品を見ます。ポイントは薄さと軽さです。特に底の厚みが不均等で厚すぎるものは疑った方がいいです。
アイスクリームのお店の名前、「くうき」ですね。「空気 +15℃」ちょっとクスッとしました。
>>k7さま
フィンランド語は「母音+子音」の音が多いので、響きが日本語に似ています。ですので、ふと耳に入ったフィンランド語が日本語に聞こえる事も!