おはようございます。
写真はスウェーデンRörstrand Sommar コーヒーカップです。Sommarとはスウェーデン語で夏を意味し、夏真っ盛りの今にふさわしいカップです。黄色のまん丸の花がキラキラ輝く夏の太陽のようです(スウェーデンでは太陽の絵は黄色に塗ります)。
このカップで美味しいコーヒーを頂くと太陽も一緒に飲んでいる気持ちになるかもしれませんね。夏が短い北欧では5月、6月になると、それっとばかりに公園やカフェのテラス席で日光浴を楽しむ人たちが現れます。時には肌寒いんじゃないかな、という日でも惜しむように貴重な太陽の光を全身に浴びる姿は夏の風物詩(?)。日本の太陽は熱すぎてとてもじゃないですが。
さて、美味しいコーヒーには美味しいお菓子が付き物です。今の季節らしく、スウェーデンのエヴァさんに教わったブルーベリーパイを焼きました。
前回はアイスクリームでしたが、今回はスウェーデンらしくカスタードソース掛けです。
カスタードソースには色々なレシピがありますが、私は簡単に、卵黄1個分、牛乳60cc、砂糖20gとバニラビーンズを小鍋に入れて熱しながら、適当なとろみが付くまでかき混ぜるだけです。
残念ながら、日本では生のブルーベリーを気軽に手に入れることが出来ないので、いつも冷凍を使っています。一方北欧では今が正にベリー類の収穫のときです。沈まない太陽の光を長時間たっぷりと吸収した北欧のブルーベリーは栄養価がとても高いそう。
スウェーデン西部に住むエヴァさんがベリー摘みの写真をシェアーしてくれました。
森でベリーを摘んでいるエヴァさんです。手にしているのはBärplockare(ベリー摘み)というベリーを摘むための道具です。この道具には日本語で適当な言葉が無いのですが英語では”berry picker(ベリーピッカー)”と呼ばれています。
それにしても、既にセーターを着ていますね。スウェーデンではもう夏は終わり、秋の気配とか。
茂ったベリーにベリーピッカーの歯を差し込んで実をこそげ取るように動かします。
ほら!こんなに採れました。
エヴァさんいわく、楽しいのはここまで。ここから先が退屈な・・・
ベリーの掃除だそうです。
このザル(Bärrensare)で細かい葉や汚れを落として、洗います。
洗い終わったベリーたちです。
摘み立てのブルーベリー、きっととても美味しいでしょうね。エヴァさんには「いつか一緒にベリー摘みを」と去年から誘ってもらっているのですが、なかなか買い付けとタイミングが合いません。でも、いつかきっと摘みに行きたいです。
そして、ブルーベリーの新しいレシピも教えてくれましたので、ご紹介しますね!
ブルーベリーマフィンBlåbärsmuffin
■材料
バター 200g
砂糖 300cc
卵 4個
小麦粉 400cc
レモンの皮すりおろし
ブルーベリー 約400cc (100グラムから150グラムくらい?)
■作り方
室温に柔らかくしたバターと砂糖をクリーム状になるまでかき混ぜる。卵を1個ずつ入れて更にかき混ぜる。小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れる。最後にレモンの皮のすりおろしを入れる。
マフィンの型にバターを付ける(分量外)。生地を型の半分まで入れて、その上にブルーベリーを大さじ1杯くらい入れる。その上に生地を大さじ1杯くらい入れる。
175度に熱したオーブンで30分くらい焼く。
冷凍でも出来ますが、もしフレッシュベリーが手に入るなら是非そちらで作ってみてくださいね!
ミタ
ベリーピッカーを使って熟れたのも熟れてないのも一緒に収穫するのですか?
そして、未熟なものは、収穫後廃棄するのですか?
>>通りすがりさま
こんにちは。私はベリー摘みをしたことがないので、詳しくは分からないのですが、少なくともEvaさんに限らず友人たちの写真を見ると、熟れていないものは混ざっていないようです。
ついさっきもFBに友人がベリー摘みの写真をアップしていましたが、見る限りは全部が綺麗な紫色でした。もしかしたら少しは熟れていないものも混ざっているかも知れませんが、機械と違って目で見て場所を選んで摘んでいるので、熟れているベリーが集中している場所を狙って効率よく採っているのではないかと思います。