こんにちは。
先日古いレシピをゴソゴソ整理していたら、アイルランドの料理教室で教わったリンゴのケーキのレシピが出てきました。アイルランドの料理教室ではメイン以外には、必ずデザートも作るところが、やっぱりヨーロッパだなあ、といつも感じていました。
そこで教わるのは、肩肘張らない日常の、しかも料理の合間にささっと作れるお菓子のレシピばかりで、食後のデザートが生活に密接につながっている事を実感したものです。
アイルランドで教わったレシピですが、アイルランドは1921年の独立まで800年に渡るイギリス支配を受けていたので、文化風習はもちろん、食べ物もイギリスにとても似ています。このケーキもとてもイギリス的。食器にもイギリスのビンテージを使ってみました。
レシピをご紹介しますね。とても簡単ですので、是非作ってみてください。
<材料>
マーガリン 125g
グラニュー糖 125g
セルフライジングフラワー 125g (*1 後述)
塩 一つまみ
卵 2個
バニラエッセンス 数滴
クッキングアップル 450g (*2 後述)
*1 セルフライジングフラワーとは予めベイキングパウダーや塩が入ったお菓子用の小麦粉のことです。日本では手に入りにくいので、125gの小麦粉にベイキングパウダー小さじ1強を混ぜてください。
*2 クッキングアップルとはイギリス、アイルランド特有の料理用リンゴで、酸味が強く、火を通すとすぐに煮崩れる種類です。日本ではブラムリーとの名で長野県の小布施町で生産しています。今回は簡単に手に入る紅玉で作りました。
<作り方>
1、リンゴの皮をむいて芯を取り除き、適当な大きさにスライスする。ホウロウや土鍋など、金属以外の鍋(酸が金属を溶かすので)に少しの水と一緒に入れて柔らかくなるまで煮る。柔らかくなったら味を見て、好みの甘さになるまで適当な量の砂糖を入れる(分量外)。冷めるまで置いておく。
2、マーガリンと砂糖をクリーム状になるまで泡だて器で混ぜ、バニラエッセンス、卵、小麦粉の半分を振るいながら入れ、更に混ぜる。
3、残りの半分の小麦粉を振るい入れ、更に混ぜる。直径20cmのタルト型にマーガリン(分量外)を塗り、生地を均等に入れる。その上に煮たリンゴを乗せる。
4、180度に予熱したオーブンで30分焼く。
以上。あっという間ですね♪
ところで、明日はイギリスのロイヤルウェディング。この結婚式のために花嫁のケイトさんはダイエットをしたそうです。
ところが、あまりの激痩せぶりにイギリス国内では「痩せる前の方が可愛かったのに」と残念がる声もあるとか。確かにダイエット前のサイズ10(日本では11号)はイギリスではむしろ”理想の体型”。それが今は6(日本では7号)は身長から考えても、痩せすぎ。
そのダイエット方法の「Dukan Diet」は、さすがに関心が高まっていて、いまや”ロイヤルダイエット”とも呼ばれているそう。この本は日本でも入手が可能のようです。下にリンクを張りましたので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
Dukan Dietは運動ではなく食事を変えることで痩せる方法らしいのですが、そもそも日本の食事は太らない、と提案した本も以前に話題になったようです。タイトルは「Japanese Women Don’t Get Old or Fat: Secrets of My Mother’s Tokyo Kitchen(日本女性は老けないし太らない 母の東京のキッチンの秘密)」。
そんなすごい秘密があるなら、こっちが知りたいくらいですが。
この本を教えてくれたのはイギリス人の知人でしたので、てっきりイギリスで出版されたのかと思ったら、作者はアメリカ人で、アメリカの本でした。
もしご興味があればこれもリンクを貼りましたので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。なーんだ、普段の食事でいいんだ、となるかも(私は未読なのでなんとも言えませんが・・・)
まあ、確かに欧米の食生活は、動物性たんぱく質が多いうえに、こんなバターや砂糖たっぷりのデザートを食べていれば太るのは当たり前かもしれません。海外生活で太った、とは良く聞く話。
実際私もアイルランドでは最初”郷に入れば郷に従え”と現地の人が食べるような食事を作っていたら、家人がたちまち太って、ご飯とおかず中心に切り替えた事があります。出来るだけ現地に馴染もうとしましたが、こればっかりは健康に関わるので郷に従っていられませんでした。
とはいえ、甘いデザートは心にもご馳走。フルーツが入っていればヘルシーな気がするし、毎日でないなら、いいですよね?
ミタ
だって、イギリス女性の平均サイズは16(日本で17号)っていうんですもの。
イギリス女性のサイズの「平均が16」って言うのはさすがにすごいかも!
だいぶ大きいだろうなぁ、とは思っていましたが具体的に数字を知ると驚きます。
>>ハナトモさま
普通に町の洋服屋でサイズ20くらいまでは売っていますものねー。逆に日本人はサイズが無くて(細すぎて)困っちゃうのですよね。
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます♪(´ε` )