ノルウェーから来た美人さん

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こんにちは。
トップの写真は、ノルウェーStavangerflint(1968年にFiggjoと合併)でInger Waage(インゲル・ヴォーゲ)による美しいプレートのアップです。

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全体像はこちらで、後ろに置いてあるクッションと比べてくだされば分かるとおり、とても大きなお皿です。
絵付けは手によるもので、プリントではありません。そのため、1点1点雰囲気が(かなり)異なり、Waageのファンサイトには様々なバリエーションが紹介されています。

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こちらが、そのバリエーション。
ノルウェーのサイト、INGER WAAGEから写真をお借りしました。
INGER WAAGE
Foto: Ole
こちらと比べていただければ分かる通り、このプレートは中でもかなりの美人ではないですか?
そして、これは
私物です。

ふふん♪
と自慢しても日本での彼女の知名度を考えると、あまり羨ましがられないかも・・・。
なんて気持ちが揺れつつもご紹介したのは、昨日銀座でお茶をした方に「是非」と言われたので。
「三田さんが紹介したら人気が出るかもしれませんよ」
「いや、私はそんな影響力無いですから」
「でも、ノルウェーのものを・・・」
「ノルウェーのですねー」
私がどこに行こうが、何を食べようが、誰に会おうが、みなさん興味も無かろうと思っているので、普段はそういう事は書かないのですが、昨日は北欧に関係のある方と北欧に関係のある所でお会いしたので、ちょっと関心をもって下さるかもしれません。
その方とはノルウェー語翻訳・通訳家・ノルウェー語講師であり、ノルウェー夢ネットの代表、青木順子氏です。
ノルウェー夢ネット
そもそもは、今年の2月に目黒区主催の「北欧を知ろう」講座に講師としてお招きしたのが最初の出会いです。
第3回「北欧を知ろう」講座
青木氏にお会いする前は、もっと年配のちょっと怖い女性を想像していたので、会場に大学生くらいにしか見えない若い女性が現れたときには、一瞬誰か分かりませんでした(後に童顔と判明)。その後、しばしば夢ネットのサイトで青木さんのすっとぼけた調子のレポートを読むにつれ、すっかりファンになってしまったのです。
嬉しいことに青木さんも「今度お茶でも」と言ってくださったので、昨日、銀座に出来た”デンマーク・ザ・ロイヤルカフェ”に行ってきました。

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このカフェの名物はデンマークの伝統料理スモーブローと日本の寿司を融合させた新しいお料理「SMUSHI(スムッシー)」です。
写真の通り、小さなパンに具材がお寿司の様に美しく盛り付けられています。私は味を語る語彙に恵まれていないのですが、とても美味しかったですよ。私の乏しい表現よりも、サイトを直接ご覧になった方が良く分かるかもしれません。下にリンクを張ったので、どうぞご覧ください。
デンマーク・ザ・ロイヤルカフェ

青木さんはノルウェー語に関する著書も多く、書店で”外国語学習”コーナーを覗くと青木さんの本が並んでいます。手に取って前文を読むと「やっぱりすっとぼけているなあ」と可笑しくなり、ノルウェー語やってみようしら?とうっかり思ってしまいます。
青木さんの著書はこちら
私は仕事にどうしても必要な英語をまず身につけなければいけないので、危険な誘惑なのですが・・・。
なんと、このカフェで3時間もお話していたのですが、印象に残っているのは北欧の人独特の相槌について。青木さんは、私がアイルランドに住んでいたと知っていて、「アイルランドの人も息を吸いながら相槌を打つと聞いたのですが?」とお尋ねになりました。
「ええ、息を吸いながら”イヤァ”って言いますが?」「ノルウェーもなんですが、スウェーデン、フィンランドの人も息を吸いながら”ヤー”とか”ヨー”って言うんですよ」「はい?そうですね。それが?」
もちろん、北欧の人が息を吸いながら相槌を打つのは気が付いていたのですが、アイルランドでもそうだったので、欧米の人は国に関係なくするものと思い、今まで特に疑問に感じた事はありませんでした。
「イギリス人はやらないんです」「え!!」「アメリカ人には具合が悪いかと思われてしまうらしいです」「えええ!!!」
「バイキングが何か関係しているのでしょうか?」
(アイルランドは北欧のバイキングに占領された時期があり、首都ダブリンもバイキングによる命名)
あまりに衝撃的な内容だったので、帰宅してからイギリスの姉に尋ねると「息を吸いながら相槌を打つ人に出合ったことがない」そうで、姉がそれを社内のイギリス人とアイルランド人たちに確認すると、私とは別の衝撃が走り、同僚が次々と息を吸いながらの相槌に挑戦し、かつフィンランド在住の友人に確認の電話をいれる人まで出てくる騒ぎになったとか。
姉の報告によると、同僚のアイルランド人も、フィンランド在住の友人も「息を吸いながら相槌を打つ人に会ったことが無い」というのですが、全く納得がいきません。「フィンランド語は猫の言葉(稲垣美晴著)」にも有ったのですが、どうも現地の人はそのことにちっとも気が付いていないようなのです。
フィンランド語は猫の言葉 (講談社文庫)
西洋人の耳には分からない音を日本人は聞き取っているのかも知れませんね。
ミタ

アラビアファクトリー見学のときに日本人のガイドをしてくれる女性は、日本人のご主人があり、日本に長く住んでいた方で、日本語が堪能。彼女は息を吸いながら、日本語で「はい」といいます。
いや、これが、本当なんですってば。

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ノルウェーから来た美人さん」への8件のフィードバック

  1. ミタさま
    昨日はこちらこそ、楽しいランチ&語らいをありがとうございました☆
    ミタさんの素敵なブログに名前が載って、本当に光栄です♪これで1週間は生きていけます。。。(虚弱なもので)
    息吸いjaのことは、EUの会議とかで取り上げて欲しい議題ですよね!な~んて、今度ノルウェー人にあったらもっとリサーチしてみます。
    これからも、美しいサイトであり続けてくださいね(私も頑張ります!←何を?)

  2. >>froskさま
    いえいえ、こちらこそ引き止めちゃって申し訳ありませんでした。サイトを褒めていただいて光栄です♪
    息吸いjaは、ノルウェー人はあまり意識していないかも知れませんね。これについては、私も追跡調査をします!

  3. 多方面に興味深いエントリー内容でした。
    話をややこしくしそうで恐縮なのですが、以前フランス語を習っていた時、指導してくださったフランス人講師がまさに、息を吸いながら「oui」と言ったもんです。
    すっごく不思議でした。
    さあ、息を吸いながら相槌を入れる人種の分布域が広がりそうですよ。

  4. >>dharmacciさま
    こんにちは!興味深いコメントをありがとうございます。
    ということは、バイキングには関係無さそうですよ、青木さん^^
    他にも情報をお持ちの方は是非教えてください。もしかしたら息吸い相槌の世界分布地図ができるかも?

  5. すみません。何度もコメントしちゃいまして・・・。
    でもdharmacciさまの「フランス人もする」を読んで、衝撃が走りました!そうなんですね~。びっくりです。
    ちなみにヴァイキングはフランスも攻めているんですよ。でも、やっぱりヴァイキングとは関係なく、何か別の原因がありそうですね。リサーチャー、始動します!!

  6. >>froskさま
    バイキングはフランスにも?
    私は思わずケルトでリサーチ始めちゃいました。でも北欧はケルトとは関係なかったのですね。北欧音楽にケルト音楽と似ているものがあるので、てっきり関係があると思ったのですが~。

  7. ちょっと面白い場所で、ちょっと面白い方とお茶した時のちょっと面白い話題が、ここでも盛り上がってちょっと面白いです。(幼い頃のかすかな記憶。「ウチに来るフィンランド人の宣教師がなんでいつもビックリしたような返事するんやろ?」と思っていたのと関係あるのか無いのか。)
    ところでお皿の美人、フクヤの美人店長にドコかしら似てる…ってコメント、ウレシイ?ふふん♪

  8. >>k7さま
    新たな証言が!
    つまり、k7さまが幼い頃からフィンランド人は息を吸いながら話していたのですね!
    ところで、お皿美人、私に似ているなんて嬉しいです。k7さまが幼い頃って20年くらい前でしたっけ?
    ふふん♪

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