そうだ神戸に住もう 1

神戸の海が見える場所に引っ越しました

東京を出よう

「(私の出身地である)関西に移住します」と誰かに言うと必ず「(東京で生まれ育った)ご主人が良く納得したね」と返されるのですが、実は東京を出て地方に移住しよう、というアイデアは家人が出したものでした。

16年前に家人の実家をスケルトンリフォームしたときは、暮らしに合った良い家が出来たと満足していたのですが、10年以上前に義父を看取ってから完全分離の二世帯部分は持て余し、ちゃんと人が住める仕様なのにここ数年はほぼ物置か、友人がたまに利用する程度。さらに自分たちの住居部分も年齢と共に私たち自身が求める暮らし方の変化にも合わなくなっていました。じゃあまたリフォームするか、というと一度全部壊さないとダメかもしれない。それなら、現実的には建て替えより住み替えが良い選択だろうとなりました。

ではどこへ?

東京の街になんとなく疲れてしまったので地方への移住を前提に、当初は関東周辺の県を探していたのですが、土地勘がないせいもあり、どうもピンときません。それに、しばらく川崎市に住んでいた経験から、結局関東地方に住むと東京中心の暮らしになるのは想像が出来ました。

それなら今のままの方が便利じゃないの?静かな暮らしは望んでいるのですが、面白い催し物やショッピングを楽しんだり美味しいレストランには行きたいし、年を取った時を考えると不便になるのは困る。

それってどんな暮らしなのか色々考えて、浮かんだのは1年ばかり住んでいたアイルランドのダブリンと、仕事で行き来する北欧各国。人口が少ないヨーロッパ小国はどこも街の中心が家から30~40分程度。通勤時間が短く週末には退社後一旦帰宅して着替えてからパブに飲みに行ったり、スポーツクラブで汗を流したりも。自然にもほど近く、休日には車で30分や1時間ほどのサマーハウスに行ってハイキングやベリー摘みをする暮らし。そんな風に街にも自然にも1時間以内でアクセスできるような、手の届く範囲でバリエーション豊かな暮らしができる住まい…。

その時頭に浮かんだのは15歳まで住んでいた西宮市。神戸も大阪も30分程度で、山も海にも30分程度。何だったら古都京都にだって1時間で行ける。実は母方の実家がかつて車で40分ほどの六甲山に別荘を持っていたので夏ごとに行っていたのですが、当時はそのありがたさが全然分からず「毎年同じところに行くなんてつまらない、別のところがいい」なんて言ってた過去に戻って自分を滾々と説教したい。

そうだ、阪神間はどうだろう

阪神間は他の地方の方には耳慣れない言葉だと思います。もしかしたら阪神タイガースを連想して、虎柄の半被を着て道頓堀川に飛び込む人たちを連想するかも。でも、ちょっと待って、道頓堀は大阪だけど、阪神タイガースの本拠地、甲子園球場は兵庫県西宮市なんです。大阪と思っている人多いけれど。

ちなみに阪神間をWikipediaで調べると

阪神間(はんしんかん)は日本の兵庫県南東部に位置し、同県の県庁所在地である神戸市と大阪府の府庁所在地である大阪市に挟まれた地域。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E7%A5%9E%E9%96%93

となっていますが、私の感覚からするともっと狭く、おおむね西宮市、芦屋市、神戸市東灘区の範囲。阪神電車が作ったサイト『阪神KAN』でも東灘区が西の端になっていたので、この感覚は外れてはいないと思う。
阪神KANお散歩マップ

下にあるのは神戸市のホームページより拝借した、谷崎潤一郎の居住した場所(こんなに引っ越しているとは知らなかった!)。まさに谷崎の住んだ場所が阪神間と呼ばれる地域ではないかな。

試しに物件を調べると、当初考えていた想定より少し高いけれど、手が届かない金額ではない。早速家人に「阪神間にしよう。あなたの好きな山登りは裏山感覚だし、温泉が近い、食べ物は美味しく安い、映画館や美術館も1時間もかからないで行ける」とプレゼンしたところ、それは面白いねと同意を得られました。

さて、そうと決まったら家探しの始まり。この続きはまた。(まさかの連載!)


ところで六甲の別荘ですが、親戚だけで使うには持て余すくらい広かったので、30年くらい前に長男である叔父がログハウスを5棟建てて貸別荘にしていました。1棟はフレンチレストランに貸していたはず。今回の引っ越しで「こんなん始めたらしいわ」と母が送って来た資料が出てきた。

まだ持ってたとは

その長男叔父夫婦は阪神大震災で亡くなり、後を継いだ次男の叔父が祖母が亡くなってからなんだかんだで丸っと売却しました。多分、こんな感じの流れだったような。既に結婚して実家を離れていたこともあり、ちょっとここら辺の記憶が曖昧。時系列など細かいところ違うかも。

まあそれはともかく、その場所が今は「リネスト/Ren-Est」という宿泊とレジャーの施設になっているらしい。

ワイン…オシャレだ…雑木林と笹だらけの野性味あふれる場所だったのに

やっぱり餅は餅屋というか、素敵になっていて感心しました。森林保護的な理由で土地分割できないんだっけな、いずれにしても丸っと残してくれて嬉しい。近いし、いつか行ってみて面影でも探そうかと思っています。

うさぎ、まだいるかな…(子どもの時はたまに走っていたんですよね)。

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