ツバメが来れば

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おはようございます。
先週、ハンガリー、スウェーデン、デンマークから荷物が届きました。
今回の特にお気に入りは、スウェーデンから来た、このツバメのオブジェ。大1個、小2個の3個セットで、1950年代から1960年代のビンテージ。
メーカーは不明ですが、滑空しているツバメの雰囲気を良くとらえた、素敵な作品です。
このセットを見たときに、フランス映画「アメリ」の1シーンが思い浮かびました。主人公のアメリの同僚が「諺を知る人に悪い人はいない」と、アメリが恋をしている男性に諺のテストをするシーンです。

「ツバメが一羽来ても春にはならない」
Une hirondelle ne fait pas le printemps.
(フランス語)

ツバメといえば、初夏のイメージがあったので、フランスでは春に渡来するんだなあ、とやけに印象に残っていました。
調べてみると同じような諺はヨーロッパ各国にあり、面白かったのは国によって季節が違うこと。北欧、デンマークでは同じ諺が夏になっていました。

「ツバメが一羽来ても夏にはならない」
En svale gør ingen sommer.
(デンマーク語)

そもそもはギリシャの哲学者アリストテレスの言葉から来ているそうで、なるほど、それでヨーロッパ各国に同じ諺があるのですね。季節が違うのは、それぞれの国の事情を反映しているようで、面白いです。
もっと面白かったのは、同じ諺がスウェーデンに渡ると・・・

「ハエ一匹来ても夏にはならない」
En fluga gör ingen sommar
(スウェーデン語)

と、ハエに変わっちゃうことでした。

さて、3国から来た品物はこんな感じ。写真を撮ってから並べ忘れたものもあることに気が付きましたが、大体これで全部です。
お好きなものはあるでしょうか。

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Paratiisiの26cmプレートの箱が写ってしまっていますが、これは私物です。スウェーデンのアンティークショップで、これだけ不思議なことに定価の半額くらいでしたので、ついでにお願いしました。てっきり中古品が届くと思っていたら、箱つき、シールつきの新品でした。どこかでデッドストックを見つけたのかもしれませんね。
さて、これらは今月から来月にかけて、順番にアップしていきますね。実は10月の買い付けの品もまだ残っていまので、なんとなく混ぜながらのアップです。
それでは、お楽しみに。
ミタ
..
夏のイギリスのカフェで、デニッシュが並んだガラスケースに虫が何匹か入っていたので、ハエ?と思ったらミツバチでした。砂糖がけデニッシュで蜜集めです。

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ツバメが来れば」への2件のフィードバック

  1. スウェーデンの諺のところで、あのRoyal Kronaのガラスの蝿を思い出しました。スウェーデン人は蠅を憎からず思っているね。夏の訪れを知らせる使者って感じか?(私、ちっちゃいブラスの蝿のブローチ持っていますが日本ではまわりが引くのでつけにくいのです。)
    ところで、ツバメと時計のセット素敵ね。イギリスから来たアルミ製グース親子をどこに飛ばしてやろうかずっと悩んでおりましたが良いヒントをもらいました。ありがとう。

  2. >>k7さま
    実は私もRoyal Kronaのガラスの蝿を思い出しました!そういえば、ルネ・ラリック展でハエのアクセサリーを見たことがありますよ。
    理解に苦しみましたが、そうですか・・・K7さま・・・。
    アルミ製ならどんな時計にも合いそうですね。そのグース親子のこと、私、知っているかも知れないです。

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