夫婦でタラ漁


買い付けの前に、猫を預けに実家に行ったところ、母が「ママ、目標変えてん」と。
「なにが?」「船旅の夢をオーロラ見ることに変えてん。そのためにお金貯めることにしてん。」「へー。オーロラツアーやったら、9万8千円で一昨年行ったよ。」「ええ!?そんな安いん?・・・・・えらい簡単な夢になってんね・・・。」
ええ、ええ、今年も夏はイギリスの姉の所に滞在する予定のようですが、それよりも安く実現しますよ。
「そんで、オーロラ見に行く時って、服、貸してくれんの?」「さあ?私が行ったのは自分で持っていったよ。」「ママ、あんたらが行くような安いツアーでは行かへん。服も貸してくれるような高いツアーにするわ!」
オーロラを見るのが目的か、お金を貯めるのが目的か、今や不明。
昨夜、NHKで「世界で一番北の航路~ノルウェー・沿岸急行船」という番組を観ながらそんな会話を思い出しました。
プレミアム8<紀行> 世界一番紀行「世界で一番北の航路~ノルウェー・沿岸急行船」ノルウェー沿岸を北極圏に向けて北へと進む沿岸急行船。世界で一番北の定期航路だ。女優の鶴田真由さんが、オーロラやフィヨルドが次々と姿を見せるこの航路を旅する。
再放送:4月22日(水)午後2:00~3:30 と 午後8:00~9:30

(番組案内より)

これなら「船旅」と「オーロラ」の二つが一度に実現するんじゃないのかな?もしかしたら、お金の貯めがいのあるツアーもあるかも知れませんね。後で詳しく調べて母に連絡しましょう。
さて、ノルウェーを航海する船旅をしながら、その地に住む人々と交流するこの番組。船旅だけに、海にかかわる人たちが多く紹介されていました。
なかでも、やはりノルウェーならではの、タラ漁を生業とする人々が何人か紹介されていたのですが、そのうちの一人は83才の男性。年齢を感じさせない元気な方で、「やめ時が難しい」と今も奥さんと二人船に乗っているそうです。
別の一人は陸に家族を残しての一人での漁なのですが、船室には家族の写真が。そこには黄色い防水着を着て、大きなタラを手に仕事を手伝うたくましい奥さんの姿がありました。
ずいぶん昔のことなのですが、日本の漁師町を紹介している旅番組を観ました。魚の処理をしている高齢の女性にインタビュアーが「この仕事はお好きですか?」と質問すると、「漁師に嫁いだからやっているだけ、農家に嫁いだら農業をやっているさ」という返事でした。
誰と結婚したか、ということでその後の人生が左右されてしまうのは、今も昔も、男性よりも女性のほうが多いのではないでしょうか。環境を受け入れ、柔軟に対応する能力は女性に生まれつき備わっているものなのかも知れません。
ノルウェーのタラ漁をテーマにしたFiggjoチーズボードが届いています。描かれているのは、協力して漁をしている夫婦。ここ、極寒の地でも「漁師に嫁いだからやっているだけさ」と明るく話す、たくましい女性達がいます。
ミタ
0416-2.jpg.
今はこの2点(写真はRorstrandのサイトから)だけらしいですが、これから別のアイテムも出るのかな?ちょっと手に入れやすくなりそうですね。

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