エンは異なもの


荻窪にあるフィンランドカフェ「moi」で出されるオリジナルカップ&ソーサーはその端正な佇まいと、ソーサーの中心からカップをずらせば、三日月のような形と共にお菓子を載せるスペースが現れるという合理的なアイデアで、なるほどと興味を引かれたかたも多いはず。

本日はそのカップ&ソーサーを、フクヤで販売するお知らせです。
eclipse(エクリプス)という名のそのカップは、フィンランド製ですが、デザインをしたのは日本人デザイナー。こちらの写真の梅田弘樹さんです。

梅田さんはヘルシンキ芸術デザイン大学を卒業後、フィンランドでプロダクトデザイナーとして活躍。1998年から7年間のフィンランド生活を経て、現在は東北工業大学で教壇に立ち、デザイナーと指導者という立場で活躍されていらっしゃいます。

そして、なんとその梅田さんは、家人の中学・高校の同級生だったのです。
数年前のこと、家人が「フィンランドに買い付けに行くなら、友達いるから紹介するよ。」と言ったのが梅田さんを知ったきっかけでした。
ところが梅田さんが滞在していらっしゃるその時には、フィンランド行きは実現せず、行ったときには既に帰国されているというタイミングの悪さで、結局お会いすることはできませんでした。
帰国されたという話を聞いた、またその数ヵ月後、家人が「荻窪のフィンランドカフェは、梅さんの食器使っているらしいよ。」と言うので、意外に思いましたし、少し驚きもしました。梅田さんがデザインの勉強でフィンランドに留学されているとは聞いていたのですが、なぜか漠然と建築と思っていたので。
早速moiのサイトを見て、さまざまな大きさの円を重ね合わせたような、そのデザインの美しさに心惹かれてしまいました。

こちらが、そのmoiで使われているeclipseです。 
それ以来このシリーズをいつかフクヤで扱いたいと考えていたのですが、このたび家人を通して梅田さんに直接アプローチ。先行としてコーヒーカップのみ、限定数で販売する運びとなりました!
(パチパチ)
eclipseをはじめ、梅田さんの作品はヘルシンキのデザイン・フォーラムデザイン・ミュージアムなどで展示・販売されているので、現地で目にした方もいらっしゃるかも。eclipseは、現在は海外のみの取り扱いで、国内ではイベントなどで販売されているようです。
販売開始は来週の水曜日を予定しています。moiで実際に手にして、気になっていた方、フィンランドで買いそびれてしまった方、数量限定ですのでお早めに。ご興味のある方はこちらからどうぞ。
また、梅田さんはフィンランド滞在中にJDN(ジャパンデザインネット)で「ヘルシンキ最前線」というフィンランドから最新のデザイン情報を発信するコラムを掲載されていました。フィンランドに行かれる予定のある方は、是非ご一読されてみてはいかがでしょうか。私もプリントしてフィンランドに持って行きました。
ミタ

単に名前に”梅”が付いているというだけで、ご本人が梅さんに似ているわけでは有りません。

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