スペースエイジ

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1961年 ソ連 世界初の有人宇宙飛行に成功
1968年 映画「2001年宇宙の旅」公開
1969年 アポロ11号 月面着陸
そう、60年代から70年代は宇宙時代(Space Age)。インテリアの世界もこの流れを無視することは出来ず、当時プラスチックを多用し曲線を強調した、近未来的なデザインが多く発表されました。
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その代表の一つがこの、フィンランドのデザイナー、エーロ・アールニオが1963年に発表したボールチェアです。
この椅子は宇宙時代を象徴するデザインとして、前述の映画「2001年宇宙の旅」でも登場していることは、良く知られています。
ちなみに同映画の食事シーンで使われていたのは、セブンチェアで知られるデンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンのカトラリー。
いかにも”アメリカ”な映画ですが、意外と北欧デザインが使われているのですね。

さて、SF映画の宇宙基地のようなこのトップの写真は、ArabiaのコーヒーカップKanerva(ヒース)です。フォルムデザインはGoran Back。
発表されたのはボールチェアと同じ1963年(あるいは1961年とも)のことでした。
このデザインの画期的なところは、カップにハンドルをつける代わりに、土星の輪のようにカップの周囲にリングをつけるという着想です。さらにリングの下の部分を少し小さくすることで、スタッキングが可能。
アラビアの食器は機能にも配慮しているものが多く、Teemaを代表にスタッキング可能なものは珍しくは無いのですが、スタッキングをしたときの美しさに関しては、このモデルが秀逸ではないでしょうか。
このカップは、以前から欲しいとは思っていたのですが、なかなか難しく、今回の買い付けでやっと見つけることが出来ました。
じっと見ていると、機能的で美しいデザインはレトロというより、むしろ近未来的。
ああ、そういえばこのカップが発表されたのは正にスペースエイジだったなあ、と思ったわけです。
2007年の今でも宇宙旅行なんて夢のまた夢ですが、このカップを手にとって、45年前の人が見た夢を共有してみてはいかがですか。
ミタ

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