太陽と色の不思議な関係

色の嗜好は住んでいる地域によって異なります。
例えば、いかにも南国風な鮮やかな赤。緯度の低い国では太陽の光が赤みを帯び、赤系統の色が美しく輝いて見えるのです。
ですので、より赤道に近い国ほど暖色系の色が好まれます。
南の国で買い求めた、美しい赤い色の素敵な生地が日本に持ち帰るとくすんで見えるのはそのため。そもそも太陽の色が違うんですね。
その反対に緯度の高い北国に行けば、太陽の光は青みを帯び、青系統の色を美しく輝かせて見せるため、寒色系の色が好まれます。
例えば北欧を代表する色、スカンジナビアンブルー。北欧5国の国旗の内4国にブルーが使われています。
世界の国旗で一番多く使われている色は赤といいますから、その嗜好の高さがうかがえますね。写真の通り、ブルーの食器も多い。

0825scandinavian_blue.jpg

昔、学校を卒業して最初に勤めたデザイン系の会社で、先輩の家のパーティーに呼ばれたことがあります。
そこで出された食器は、和風あり洋風ありと絵柄も形も大きさも、まちまちな食器ばかり。でも全て青と白で統一されていてすっきりと美しく、なんて素敵なんだろうと思いました。
センスというものは、こういうところに現れるのかもしれません。
浮気性の私はいろんな色に目移りがして、とてもそんなことはできないのですが。
そこで、せめて写真だけでもとブルーの食器を集めてみました。ほーら、デザインも形もまちまちなのに、見事な統一感。なかなかいいじゃないですか。
花柄が多いのも目立ちます。ブルーの花柄とテーマを決めて集めるのも楽しいかも。
写真の食器は左から、VeronikaFaenzaVariantAurinkoステンシルのコーヒーカップ Mon AmieRiikkaです。
さて、Fukuyaは明日から9月3日まで夏休みです。この間のお問い合わせの返信、商品の発送は9月4日以降になります。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
ブログも(多分)お休み。それでは皆様、良い夏を!(遅れてる?)
ミタ

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