フィンランドの美味しかった

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おはようございます。
昨日、無事「フィンランド料理教室」が終了いたしました。
通常は私は出席しないのですが、今回インフルエンザかもしれないとご欠席が1名出ましたので、急遽参加することに。
事前に、アヌ先生のレシピを見て作ってみたものの、レシピに書かれていない部分も多く、実際はどんなものか食べてみたかったのです。
冒頭の写真は、クリスマスのお菓子「Joulutortut」です。

これが一番試作と違いました。実は私はレシピにある「クワルク」を手に入れることが出来なかったので、ヨーグルトで代用したのですが、味が全然違いました。アヌさんも「以前はヨーグルトで代用していたけれど、それはそれでいいのだけれど、やっぱり味が違うの」とおっしゃっていました。
確かに、全然違って、これは是非クワルクを探して作り直さねば、と決意しました。

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こちらは、ビーツのサラダ。レシピ無視の分量で、要は好きな材料を好きなだけ、ということでした。

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サラダを真剣に混ぜるアヌさん。ちょっと怖い顔に写っちゃった。
今回、初めてアヌさんに会った生徒さんが「先生かわいい」と、思わず言ってしまうくらい可愛らしい方なのに、可愛く撮れない・・・。
カメラが悪いのか・・・いや、むしろ腕の方か。

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そして、これがメインのKarjalanpaistiです。コツは脂身のない赤みのお肉を使うことだそうで、脂身がある場合は丁寧に取り除くことだそうです。そういえば、試作品はちょっと油っぽくて、最後はちょっと胃にもたれてきてしまった・・・。なるほど、そういうことなのですねー。

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ところで、いつも驚くのはアヌさんの手際のよさ。
「料理にはそれほど関心は無い」と言ってたのに、プッラの時もカレリアンピーラッカのときも、そして、今回のヨウルトルテもてきぱきと生地を作り、成型し、焼き上げます。それを見ると、付け焼刃でなく、普段から日常的に作っていることをうかがわせるのです。
ヨウルトルテの生地のときは「私のおばあさんは、たちまちきれいな四角い形に伸ばすのだけど、私はもっと訓練がいるわねー。」と笑いながら余分な部分をカットして伸ばした生地を四角い形に整えていたのですが、きっと小さな頃からそうやって手伝っていたのでしょうね。
私がもし、外国で「日本人だから寿司が握れるでしょう?」と言われても「無理!」としか答えられないのですが・・・。
(自信を持って出せるのはすき焼き=NOスキル)
フィンランドでは、こうやって若い世代でも家庭でパンを焼いたり、お菓子を作るのは当然のスキルなのでしょうか?
日本ほど外食文化が発達していないフィンランドでは、美味しいものは家庭にあると聞いたのですが、こうやってアヌさんのような30代の普通の仕事を持つ女性(フィンランドでは学校の先生でした)が何でも作れてしまうところを見ると、やっぱりそうなんだろうなあ・・・と実感するのです。
ところで、アヌさんは6月に帰国が決まったそう・・・。
「春にまたやりましょうね♪」と言っていただいたのですが、その春の会が最後になるかもしれません・・・。しくしく。
ミタ
..
ありとあらゆるものを予算に応じて外で食べられる日本。それはそれで、とっても便利で、享受しているのですが。

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