商品を手にしたとき、私はいつも感動します。
ですから、商品説明にはスペックだけでなく、その「感動」をいかに伝えようかと考えて書くようにしています。主観的で有りすぎてはいけないし、かといって客観的過ぎては伝わらないのでは、と。
色やデザインがかわいいものは、見た瞬間にぱっと感動がおとずれるのですが、中には最初はそれほどでもなかったのに、後でじわじわと心に迫ってくるものもあります。
その感情は言葉で簡単に説明できる種類ではなく、いつも表現に苦心します。
このArabiaのKaarnaシリーズはまさにそれ。最初はなんて事の無い白い陶器に思えたのですが、じっと見ているうちに、その静謐な美しさがじわじわと心の中に広がってきました。
釉薬のかかり具合による陰影が作り過ぎない自然な美をかもし出しています。
ああ、やっぱり上手く言葉で言い表せない。
「これ、すごくきれいよね」と家人に話しかけると「そう?」とつれない返事。
仕方なく一人静かに喜びをかみ締めていたのですが、今回入荷と同時に二つとも出てしまいました。
それも、このシリーズをとても愛してくださっているお客様で、ご注文と一緒に頂いたメールのコメントに”そうそう”と強く頷いたのです。
この世の中のどこかに感動を分かち合える人が居る。嬉しいことだなーと、またじわじわ感動しています。
ミタ