今日は12月23日。明日はクリスマスイブで、気がつけばクリスマスまで2日のみになっています。
この写真に写っているのは、アラビアのEsmeralda(エスメラルダ)。色は写真の赤と黄緑以外にピンクと青があります。
現在在庫にあるのはこの2色。クリスマスも近いことですので、並べればクリスマスカラーに見えることを期待してコーディネートしました。
随分と昔のことですが、商業施設のディスプレイを管理する仕事をしていたことがあります。バブル崩壊後、デザイン関係の予算は削られるばかり。クリスマスという一大イベントすらも十分な予算がなく、デザイナーさんに相談すると「赤と緑があればクリスマスに見えるから大丈夫」と胸を叩いてくださり、実際に赤と緑の布と紙だけで立派なクリスマスディスプレイを立ち上げて下さって感心したことがありました。
そんな事を思い出していると、ふと、赤と緑がなぜクリスマスを象徴する色になったのか興味が沸きました。調べると諸説あるのですが、その中でも比較的一般に信じられている説は以下の通り。
赤は十字架で処刑されたキリストの流した血の色。そして神の愛を表す色。
緑は冬になっても枯れない常緑樹の色で永遠の命のシンボル。
ところで、西洋のクリスマスカードにはヨーロッパコマドリが良く描かれています。この北欧から入ったクリスマスカードにも、この通り沢山のコマドリが。
これはコマドリの胸の赤さがキリストが胸から流した血を連想させられるからだそうです。矢張り赤がポイントなのですね。
話は戻って、エスメラルダとは緑の宝石、エメラルドのスペイン語です。エメラルドは「幸福」と「永遠の愛」象徴します。ここでも緑という色が「永遠」を連想させたのでしょうか。
また、キリストの最後の晩餐で使われた聖杯はエメラルドで出来ていたという伝承があるのだとか。
日本ではクリスマスといえば宗教的な意味よりもひとつのイベントとしての側面が強くなっています。とはいえ、この日は身近な人の、あるいは遠くの人の、知っている人の、知らない人の愛と幸福について考えてみる機会にしてもいいかも知れません。
永遠の愛と幸福のテーブルに、エスメラルダのプレートは下記リンク先からどうぞ。
→Arabia Esmeralda
ミタ
ヨーロッパでは今日が仕事納めで、明日のイブからクリスマス休暇ですね。