おはようございます。
クリスマス当日の12月25日、我が家でささやかなクリスマスパーティーを行いました。
来て下さったのは、スウェーデン料理講師のハナトモさん、ノルウェー夢ネットの代表でノルウェー語通訳&翻訳の青木さん、そしてノルウェーの作曲家グリーグを中心とした北欧音楽を研究している日本グリーグ協会理事の田邉さんの3人です。
私を含め、お酒をあまり飲まない人が集まったので、クリスマスのホットワイン(グロッギ)ならぬ、スパイス入りホットアップルジュースで乾杯。
この日の前菜は、家人が先日参加した料理イベントで教わったスモーブロー(デンマーク風オープンサンド)3種類です。
前日から家人が北欧のサーモン料理、Gravlax(グラブラックス)を仕込んで用意していました。
ちなみにそのイベントは、12月14日に雑誌「料理男子」がデンマーク王国大使館の職員でもあり、デンマークのライフスタイルを紹介した本の著者でもあるイエンス・イエンセンさんを迎えて開催したものでした。
サラダにはフィンランドのクリスマスの定番「Rosolli(ロソッリ)」を用意しました。
ビーツと野菜、リンゴを混ぜた色の綺麗なサラダです。ビーツの茹で汁で色を付けたピンクのサワークリームと混ぜていただきます。赤い色がいかにもクリスマスっぽい。
デザートには、これもフィンランドのクリスマス料理「Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)」。
ヨウルとはフィンランド語でクリスマスの意味です。星の形に成型したパイ生地にプルーンのピュレが入っています。生地にもフィリングにも砂糖を一切使わないので、自然な甘さが美味しいお菓子。
ところでお菓子といえば、ジンジャーブレッドで作ったお菓子の家もクリスマスの定番ですよね。
これは青木さんが受けを狙って買ったスウェーデンのAnna’sのジンジャーブレッドハウスセット。せっかくだから作りましょうと、食事の前に建てることに。
接着剤代わりのアイシングを付け、壁をたてたものの手を離すとたちまち崩れてきてしまったので、慌てて壁を押さえているところです。
しばらく壁を押さえていると安定してきたので、とりあえず紐で縛って、食事をしながら乾燥を待つことに。
ここでメインの登場です。
北欧のクリスマスといえば豚肉。というわけでリンゴとプルーンを巻き込んだノルウェー風ローストポーク。デンマークポーク1.5キロを使いました。
ちなみに本来のノルウェーのクリスマス料理は、豚のバラ肉塊を皮付きのままをオーブンで焼いたリッベ(Ribbe)という、カロリー的にかなり恐ろしいものだそうです。
ジュニパーベリーと五香粉で香り付けしたグレービーソースでいただきます。
プレートにはRorstrand Edenを使って、リンゴつながりなのです。
食べながらも建築作業は続いています。最後に上棟式を終え、残ったアイシングで飾り付けをすれば…
完成!
完成したスウェーデンハウスには早速スウェーデンの人形が引っ越してきました。
この冬は寒波に襲われ雪が例年よりも早かったスウェーデンですが、家があれば寒くないね(窓ガラスがないけど)。
このお菓子の家のおかげでフィンランド(サラダ、デザート)、デンマーク(前菜、食材)、ノルウェー(メイン)にスウェーデンが加わり、北欧4カ国揃い踏みしました。
アイスランド…は、まあ置いておいて。
さらに私はお客さまからこんなプレゼントを頂いてしまいました!
ノルウェーのニットユニット”アルネ&カルロス”のクリスマスボールにフクヤのロゴ!!
これにはパーティーの参加の皆さんから驚きと感心の声が。もちろん私も嬉しかったです。とても良いクリスマスになりました。本当にありがとうございました。
ミタ
「料理男子」にはクリスマスに家人が作った3種類を含め全部で11種類のスモーブローのレシピが掲載されています。ご興味があれば下記に販売サイトのリンクを貼りましたので、よろしければご覧下さい。
料理男子vol.7「おつまみ a GO GO !」