国内外の素敵なお住まいを紹介した雑誌を見ていて、海外のお家と日本のお家が何となく印象が違うのは何故だろうと、よくよく写真を見ると壁に絵や飾りの有無なんだなあと気が付きました。
欧米のお家では皆さん壁に絵を飾っているのだけれど、日本のお家では無いか、例えあっても控え目。例えば北欧（デンマークとスウェーデン）でお邪魔した家はこんな感じです。
いつも素敵だなあと思っていたので引っ越しをきっかけに（前の家は作り付けの家具だったので壁が少なかった）早速あちこちに絵やオブジェを飾っています。
日本は賃貸は壁に穴をあけてはいけない（現状復旧が条件）のが壁飾りが少ない理由なのかも知れませんが、一つは文化の違いにあるのだと思っています。
私は大学で日本画を学んだのですが、日本では絵画においても「間」と呼ばれる何もない空間が尊ばれますが、西洋絵画は空間を何かで埋めて描く傾向にあります。
何もない空間に画竜点睛のように何かを加えるのは日本的で素敵です。例えば、こんな間を生かした飾り方はいかがでしょうか？
空間の静かさがかえって引き立つのでは？
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