そうだ神戸に住もう 4

そうだ神戸に住もう 3』から続いています。

本の出版作業に忙殺されて、1カ月間が空きました。東京から神戸への引っ越しエピソード『そうだ神戸に住もう』その4です。

現状のままでは住みづらい

前回、家は決まった、あとは自宅の売却と建築士さん探しだ、というところで終了していたと思います。

そう、結果的に住み替え2のパターン(前回参照してください)「次の家を購入してから今の家を売却」になりました。家の売却が進んでいないのは気になりますが(結構深刻に)とにかく買った家をリフォームしないといけない。

一見格好いい内装なのですが、前の持ち主の趣味で床壁天井が全て黒に塗られていて、長時間家の中にいると気が滅入ってきます。しかもトップの写真の通り、個室がない大空間なので必要な部屋を作る必要がある。

風呂と洗面・トイレも区切りがなく、だだっ広い空間なのも実用的ではありません。下の写真は、洗面から見た風呂、風呂とトイレの境目、風呂から見た洗面です。

とにかくリフォーム、今の言葉ではフルリノベかな、は必須でした。

建築士さんを探そう

リノベを考えた時、住宅メーカーのリフォーム部門、リフォーム専門会社、建築設計事務所が選択肢にあると思いますが、私たちは建築士一択でした。というのも、東京の家をリノベしたときに担当して下さった建築士さんのプランに感嘆した強い体験があるから。ただ、当時リフォーム相談で数ヶ所設計事務所を周った時は(メールで送れるデータに限りがあり実際に会って相談する時代でした)リノベよりも建て替えを勧められるばかり。リフォームをしてくれる建築士さん探しには苦心した記憶があります。

とにもかくにも、まずは、ネットで「神戸 リフォーム」で検索。ところが、ビッグワード過ぎて大量の検索結果が出てきて選べない。そこで、北欧にこだわりは無かったのですが試しに「リフォーム 北欧」で画像検索。

出てきた画面に驚きました。

白っぽい空間に青い壁、青い壁、青い壁……。

それ、北欧ちゃう、かもめ食堂や。

もし「北欧」と問うたら、これを答えに出して来る所とは嚙み合わないな、とそっと画面を閉じ…るわけないじゃないですか。

鬼検索しましたよ。だって、どうしても決めないといけないもの。

森本敦志建築設計事務所を発見

キーワードに神戸を足して、画像検索画面をどんどんスクロールしていくと、見たことのある室内写真が目に留まりました。フィンランドの建築家、アアルトの自宅アトリエの作業机です。

アクセスすると神戸にある建築設計事務所。サイトの情報量が少なく、よく分からなかったのですが、ブログをこまめに更新していたので、ブログにアクセス。実際にスウェーデンとフィンランドに行って、建築を見て回っているらしいことが分かりました。北欧が好きなようですが、過去の作品が北欧の家そのままでないのに、どこかそれを思わせる空気感があります。何だろう、光かな。

いいなと思ったものの、実は家人は家人で、最近話題の高気密高断熱にしたいと、それを売りにしている建築士さんやハウスメーカーを探していたので、とりあえず森本さんの事は心に仕舞い、私も高気密高断熱をテーマに探すことにしました。

1週間ほどいくつもの実例を見ながら探すも、どうもピンと来るところが見つからない、となったところでそっと隠していた「森本カード」を差し出しました。彼もサイトを見て、よし、ここにしようと合意。

いきなりの身バレ

早速依頼のメールを出したものの、数日経っても返事がないので、やっぱりリフォームは断られちゃうのかなと家人にしょんぼり話すと「電話すれば?」。電話すると、メール見ていませんでした、リフォームもやりますと返事が、どこさ行った私のメール!と思いつつ再度メール。

ちなみにメールアドレスは主に公共や光熱費などに使う、家人と共有しているファミリー用。だから分からないと思ったのに、森本さんからのメールの返信に「もしかしてフクヤさんですか」と書いてあったので、驚いて1mくらい飛び上がりました。

そんなこんなで設計事務所が決まり、リノベの打ち合わせに入りました。これが2022年1月のことです。

森本さんのサイトはただいまリニューアル中なので、現状は当時より更に情報量少ないです。
森本敦志建築設計事務所

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