スウェーデンからUllasのデザインしたキッチン用の飾り布『パラードハンドデューク/Paradhandduk』が久しぶりに入荷しました。写真の左3枚が今回入荷したもの、右端の1枚は既にサイトにアップしているものです。
サイトでは パラードハンドデューク とは『目隠し布で、キッチンのタオルハンガーの前に掛けて下げることで、その後ろのタオルなどを隠します。』と文章で書いているのですが、どうも分かりにくいと思います。確か以前実際に使っているところを撮影したなあと過去にスウェーデンで撮った写真を探して見つけました。
友人の家です。家といっても広大な敷地に建てられた離れの1軒。普段は使っていない建物で来客(つまり私)などが宿泊するためにあるようでした。
写真のように棚を兼用した専用の吊り下げ用の道具があり、手前のバーに目隠し布を下げます。裏側には大抵フックが並んでいて、ハンドタオルやキッチンツール、鍋つかみなどを下げておきます。
古色蒼然としたオーブン(左端)に驚いて、そちらを主に撮った写真なのではっきりと写っていませんが、なんとなく目隠し布の裏側が分かるでしょうか…。下がっているのは鍋つかみかな…?
古くからこの写真のような刺繍を施した白いクロスが多く作られましたが、1960年代に作られたUllasの目隠し布は明るく楽しいプリントが特徴です。キッチンで使うものなので、食品棚、食材、市場の風景がモチーフになっているものが多いです。
買い付けてくれたスウェーデンのディーラーさんによると、Ullasの布は年々値上がりして入手が難しくなってきているとか。今回入荷は状態がよく、お探しの方にはお勧めです。
これら3枚は11月にアップ予定。既にサイトにあるピンクのクロスはUllasデザインではなく「Bühler/ビューラー」とサインがあります。どういう人か良くわからなかったのですが、名前からドイツ系の人なのかな。北欧では地理的関係かドイツ人のデザイナーも珍しくはありません。
Ullasのことは良くわかっています。実は長年はっきりとした経歴が分からなかったのですが、10年ほど前に知人が突き止めました。Ullasの息子さんから知人に充てた手紙を訳したものをアップしていますので、下記リンク先からお読みいただければと思います。
母がどんな人か知って欲しい・・・Ullasの話
ピンクのクロスは下記リンク先からお求めいただけます。
目隠し布/タペストリー (ピンクの家)
キッチンだけでなく、インテリアの目隠し用としてもおすすめですよ。