華やかなクリスマス飾り皿と降誕劇の思い出

先週クリスマスのプレートをいくつかアップしました。写真の美しいプレートもその中に含まれています。

メーカーはドイツのRosenthal(ローゼンタール)、デコレートデザインはデンマークのBjørn Wiinblad (ビヨン・ヴィンブラッド)です。ヴィンブラッドは華やかで装飾的なデザインが特徴で、良い意味で『北欧らしくない』と評される人です。ドイツのローゼンタールを始め、世界各国に作品を提供し、愛されている人です。日本でも高島屋でオリジナル商品を作ったり、レストランの壁面装飾を手がけています。

このクリスマスプレートには金を効果的に使い、ビザンチン美術を思わせる華やかさを出しています。1971年から1982年まで作られたシリーズで、フクヤには過去に75年と78年の2枚が入荷したことがあります。

今回入荷したデザインは1977年の『羊飼いたちの崇拝』。羊飼いたちの崇拝とは、天使たちから救世主イエス・キリストの生誕を告げられた羊飼いたちが馬小屋の聖母マリアのもとを訪れた場面で、中世より繰り返し絵のテーマとされています。プレートでは幼子を抱いたマリアの近くにクルクル巻き毛の羊がいるのがかわいらしい。

私は高校・大学と美術系だったため、必須の西洋美術史でキリスト教における聖書の絵画表現については一通り学びました。こういったプレートを見ると、忘却の彼方から記憶を引っ張り出してあれこれ考察するのですが、今回はそれとは別の古い古い思い出が蘇ってきました。

通っていたキリスト教系の幼稚園で恒例のキリスト降誕劇のとき、私は羊飼いたちにイエス・キリストの誕生を告げる天使の役に選ばれたのです。ちゃんと台詞のある役。今でも台詞はぼんやりと覚えています「おそれるな きょうあなたがたのすくいぬしがおうまれになった」。

ところが練習で両手を広げて立ちみんなの前で台詞を言うとどうにも恥ずかしい、いたたまれない気持ちになって、ついつい照れ隠しにふざけてしまい

降ろされました。

そして、その他の天使役に降格。

そんな思い出がある方も、ない方も、ご興味があれば下記リンク先からアクセスしてみてください。

Rosenthal クリスマスプレート/飾り皿 1977年 (羊飼いたちの崇拝)

また、クリスマスの飾り皿やクロスを集めた特集ページを作りました。ほかにも様々なデザインがありますので、バナーのリンク先から是非ご覧ください。

まだ10月なのにクリスマスなんて早い気もしますが、北欧ではすでにクリスマス商品が並んでいるとか。なんだか年々早くなる気がします。

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