先週スウェーデンの友達からオンラインのイースターカードが送られてきて、ああ、そろそろイースターかと思った次第。そして、今日の日曜日はイースターと気が付きました。
この仕事を始めてからイースターについて考えなかったのは初めてかも知れません。毎年春には買い付けに行くので、移動祝日であるイースターがいつなのか確認して、イースターに重ならないように調整するのが例年のことだから。
今日のコロナの対策として基本閉店中なので時間が余り、朝からケーキを焼きました。一応イースターを意識して黄色いシルヴィアケーキ。
レシピはサブサイトの『北欧のおやつとごはん』に書きましたので、そちらもご覧ください。
ねっとり甘じょっぱさがクセになるシルヴィアケーキ Silviakaka
合わせたのはArabiaのPauliina(パウリーナ)。春っぽい色に加えて、デコレーションがイースターにつきものの卵を連想するので。
デザイナーはAnja Jaatinen-Winquist(アンヤ・ヤーティネン-ウィンクヴィスト)。Saara(サアラ/左のカップ)とPaju(パユ/右のプレート)もアンヤの代表作です。曲線を生かしたデコレーションがパウリーナと共通しています。
ところで、Paju(パユ)とはフィンランド語で柳の意味です。柳と言うとしだれ柳を連想してしまうので、このラインは枝がしだれている姿かと思っていましたが、どうもフィンランドの人にとって柳はしだれ柳ではないよう。
むしろ白い花穂をつける、例えば猫柳のような姿のようです。という事は、この丸いデコレーションは花穂なのかなと思いましたよ、という話を以前書きましたっけ。
猫柳…多分…のアラビアのパユ
フィンランドでは早春に白いポヤポヤとした穂を出す猫柳を束にして飾り、春の訪れを楽しむ習慣があります。また、フィンランドとスウェーデンではイースターにカラフルな羽を猫柳につけて飾り春を迎えますね。
なんとなく強引にイースターに話を持って来て、今日はおしまい!
ミタ