猫柳…多分…のアラビアのパユ

もう3週間も前に撮った写真なのですが、買い付けレポートと、イベント関係を先に書かなきゃ、と思っているうちにこんなに時間が経ってしまいました。
アラビアのパユ(Paju)シリーズのデザートプレートです。パユには青と黄色の2種類があるのですが、こちらは黄色の方。リズミカルな波のようなパターンが手彩色で描かれています。
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Pajuとはフィンランド語で柳のことです。日本で生まれ育った私は「柳」と聞いて、真っ先にしだれ柳の姿が目に浮かびました。なので、この波のようなパターンはゆったりと曲がって下がる枝の形なんだな、と信じて疑わず、川辺に柳がさらさらと枝を揺らしている光景さえ目に浮かんでいました。
ところが、ふと、「Paju」で画像検索してみると、出てくる写真はほとんどがポヤポヤの花穂を付けた猫柳。 調べると、柳は多くの種類があり、大木もあれば、草よりも小さな地を這う柳もあるとか。どうも、しだれるばかりが柳ではないよう。
春に北欧に行くと、時折猫柳の白い花穂を目にします。スウェーデンやフィンランドではイースターに猫柳に飾りつけをする習慣があり、白い花穂は北欧の人にとって長い冬が終わり、やっと春が来る象徴でもあります。
これは5月にフィンランドのショップに飾られていた猫柳。
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そう思って改めてパターンを見ると、猫柳の丸い花穂のようでもあり、春の喜びの浮き立つ気もちにも見えてくる。単純なものです。
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これから日本は寒い季節に入って行きますが、春を待つお皿はいかがでしょう。使いやすい20cmサイズです。
ミタ
タルトタタンを作りました。うまく出来たと思っているのですが、写真に撮ると奈良漬けに見えて仕方ありません。

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