スウェーデン手工芸学校サマーコース前日

手工芸学校について書き始めたら、諸方面から「続きを楽しみにしている」と言って頂き、期待に応えられるかどうか不安になってきました。サクッと終わらせるつもりが、長編になりそうでマズイ。長編になったら最後は投げやりになりそうでマズイ。
さて、前回は参加するまでのお話でした。授業が始まる前日の7月26日に学校に到着しないといけないので、更に前日の25日にスウェーデン入り。私はSAS、しずく堂さんはフィンエアー利用なので、アーランダのホテルで待ち合わせました。ケイコさんとは26日にアーランダからレクサンドに行く電車で合流して、無事3人揃ってレクサンド駅に到着。

5月に予約したときに駅でのピックアップを学校に頼んでいました。その時に「7月23日になったら電車の番号と時間をレセプションに連絡して」と指示されたので、2か月以上待ち、きっちり7月23日になってからメールで連絡していました。
が!待てど暮らせど来ない!いくら何でも遅すぎるので、ケイコさんが学校に電話すると「今から担当者に出るように言うわ」と、そば屋の出前の上を行く返事の後、無事お迎えが来て学校に到着。

学校のレセプションに下がっていたペンダントランプが50年代デザインでした。

レクサンドアカデミーは1953年設立。元々は、スウェーデンの著名なアーティストGustaf Theodor Wallén(1860-1948)の私邸でしたが、彼が亡くなる前年の1947年に学校として使うよう、寄贈されました。学校では当時の木造建築がそのまま使われています。

壁の木製のうろこ模様や窓の装飾が美しい。

扉の彫刻もハンドルも素晴らしいです。

中に入るとダーラナ地方の特徴的なクルビッツ柄が壁に描かれていました。


チェックインの4時まで時間があったので、森を抜けレクサンドの街へ、徒歩約20分。

スウェーデンには珍しい暑い夏。カフェで頼んだアイスクリームがたちまち溶けてしまいました。

時間になったので、また森を抜けて学校へと戻る途中で80年代の江口寿史を彷彿とさせるオブジェを発見。

これから3泊4日お世話になる寮です。

部屋はベッド、テーブル、棚、クローゼット、シューズラック、リビングチェアが備えられ、広さも十分。

部屋はトイレと洗面、シャワーも完備。キッチンは共有スペースに備え付けられています。

もし、夕食はパスタサラダで良いなら食堂でどうぞ、と言っていますよ、とケイコさんが説明してくれました(外食でもいい)。パスタサラダと聞いて、小学校の給食で出たマヨネーズでキュウリやレタスと和えたスパゲティを想像しながら食堂へ。食堂の入り口には食材はすべて地元産を使っていると書かれた看板がありました。

ふたを開けると、想像よりもずっと美味しそう!要は冷たいパスタという意味だったみたい。ビュッフェには野菜だけでなく、ローストビーフやファラフェル(ひよこ豆団子)もあり、ボリュームたっぷり。

ちなみに、ファラフェルはベジタリアン向け。このあと分かるのですが、食事は昼食が主で、夕食は軽め。夕食では昼食の残りを別の料理にアレンジして、例えばサーモンをサラダにしたりと残り物が出ないように工夫されていました。また、毎回、ベジタリアン用、ラクトスフリー、グルテンフリーの料理も用意されていました。別の日に出た、ベジタリアン用のコロッケなんか美味しかったなあ。
そして、一晩寝て、翌朝はいよいよ授業開始の日。朝食の焼きたてパン(この日はニンジンパン)が美味しく…やばい、食べ物と建物だけでこんなに長く書いてしまった!

えー。長くなったのでここまで。いよいよ次から授業について書きたいです。
ミタ
これでも相当削っています。

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