デンマークのサマーハウスへ

スウェーデンの買い付けが終わり、次に向かうのはデンマーク。といっても、買い付けではなく、友人が所有するデンマーク南部のサマーハウスに滞在するためです。
スウェーデンのヘルシンボリから、対岸のデンマークのヘルシンゴーまでフェリーで移動です。フェリーの内装は、なんだか懐かしい昭和の雰囲気。

デンマークが近づいてくると、ハムレットの舞台として有名なクロンボー城が見えてきます。作者のシェイクスピアは一度も来たこと無いそうですが。

船で国境を渡るといっても、たった30分ほどの乗船時間です。パスポートコントロールがあるわけでもなく、何の緊張感もないまま隣国へ到着。

到着したのは、首都コペンハーゲンのあるシェラン島です。デンマークに着いたとはいえ、サマーハウスのあるランゲラン島までは、まだまだ先に進まないといけません。
デンマークは小さな島が集まった国。目的地までは、下船したシェラン島から橋を渡ってファルスター島へ。ファルスター島からまた橋を渡ってロラン島へ。ひたすら南下します。
ロラン島の先端にあるTarsの港で再びフェリー乗船。ヘルシンボリと違い、簡単なゲートしかない、のんびりとした船着き場です。

船内も簡素でのんびりムード。左端の木馬のイラスト看板は、子供コーナーのマーク。写っていませんが、看板の下にはおもちゃが並んで、遊んでいる子どもがいました。ちなみにグレーのパーカーは、子供を遊ばせているお父さんの背中。

ちょうどお昼時間になったので船内の売店で買ったホットドッグに、フィッシュフライとエビを乗せたオープンサンドでランチです。この組み合わせはいかがなものかと思いましたが、せっかくなのでデンマークらしい2品を選びました。お腹パンパンですが、このあとホットドッグもオープンサンドも機会が無かったので、この時に食べて良かった。

こうやって島をいくつも渡ってから、ランゲラン島に到着。そこから更に先に進んで、ようやく友人の待つサマーハウスに到着です。スウェーデンを出て4時間ほどの行程でした。

入口にいるのは、友人の猫、ヨーヨーちゃん。ヨーヨーちゃんは普段は友人宅のあるオーデンセに住んでいるのですが、サマーハウスに滞在するときは一緒に来る事もあるそう。

センスのいいインテリア。ダイニングの椅子は、「FDBモブラー J77」です。FDB(デンマーク協同組合連合会)モブラーは1960年代にいくつかのタイプが作られ、庶民のための椅子としてかつて国民に広く普及しました。いま売られている復刻品は『庶民のため』とは言えない価格になっていますが、デンマーク国内で上手くアンティークマーケットなどで探せば古いものがリーズナブルに手に入るのかしら。

ダイニングチェアだけでなく、窓際のロッキングチェアも素敵です。つくづく家具は北欧の中でもデンマークが一番いいなあと感じずにはいられません。
出迎えてくれた友人夫妻とお菓子とコーヒーを頂きながら近況など雑談してから、家の使い方や島の観光スポットを教わりました。というのも、これからシェラン島へ旅行へ行く夫妻に代わって、留守番とヨーヨーちゃんのキャットシッターを頼まれているのです。

キャットシッターについて、日本にいるときに「迷惑でなければ…」とメールをもらっていたのですが、むしろ大歓迎。

友人たちを見送ったあと、最初に取り掛かったのは、スウェーデンの買い付け品のための通関書類づくり。

神経を使う面倒な作業も、猫がいれば癒されます。
ミタ

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