去年スウェーデンのマデレーンさんに教わったBritt-Marie marängtårta(ブリット・マリーのメレンゲケーキ)をいつか作りたいと思っていたので、先週トライしてみました。結論から言うと、失敗。サクッと出来るハズのメレンゲ部分が飴のようにベタっとなってしまいました。
マデレーンさんのケーキは下記のリンク先からどうぞ。
●スウェーデンで頂いた美味しい料理とお菓子
焼きあがった時点で失敗と分かったのですが、とりあえずデコレーションしたので写真を撮りました。
ご興味がある方のためにレシピを記載します。私は、このレシピの、5分の3の量で作りました(卵3個)。5分の3の場合は、直径20cmが丁度いいでしょう。
Britt-Marie marängtårta(ブリット・マリーのメレンゲケーキ)
<材料:直径25cm1個分>
メレンゲ土台用
卵白 5個分
グラニュー糖 250cc
レモンカード
卵黄5個分
砂糖 100cc
レモン半分の皮のすりおろしと果汁
バター(無塩) 75g
生クリーム 300cc
好みの果物(イチゴ、キウイ、ベリーなど)
<作り方>
オーブンを250度に予熱する。卵白を泡立てる。ある程度泡立ったら、大さじ1程度ずつ砂糖を加えながら固く泡立て、メレンゲを作る。ベーキングシートに直径25cm位の大きさにメレンゲを広げ、オーブンの下段に入れて、すぐにオーブンのスイッチを切る。そのまま少なくとも5時間放置する。できれば前夜に作り、翌朝まで放置するのが良い。
レモンカードを作る。卵黄5個分、砂糖、レモンの皮のすりおろし、レモン果汁を小鍋に入れ、湯煎にかけながらとろみが出るまでかき混ぜる。鍋は金属製でなく、ホウロウやテフロン加工しているものを使うこと。とろみが出たらバターを加え溶かす。
生クリームは泡立てる。
焼きあがったメレンゲにレモンカードを塗り、生クリームで覆い、果物を飾る。
250度に予熱したオーブンに一晩放置、というのが面白いと思ったのですが、私のオーブンでは上手にできませんでした。理由は分かりませんが、温度が下がるのが早かったのかも知れません。あるいは湿気の多い、この時期に作ったため、長時間の放置が失敗の原因かも(北欧は日本よりずっと乾燥していますから)。
そういえば、お客さまに、このケーキは昔は火を落とした薪のオーブンで作るのだと教わったことがあります。北欧で薪の暖炉を使っている人から、翌朝もほんのり温かいのだと聞いたことがあります。保温性が全然違うのでしょうね。
というわけで、もしお作りになる時は、普通にメレンゲケーキのレシピで(例えば150度で45分~1時間)作るのが安全でしょう。個人的に、このレシピの気に入ったところは、味はもちろんですが(成功すれば美味しいです)、卵黄を余らせず、材料に無駄のないところです。
もし成功したら教えてくださいね!
ミタ
ちなみに、レシピには生クリームで全体を覆うようにあったのですが、最近はきれいな形に作るよりもラフにボテボテなデコレーションが流行りのようなので、真似してみました。シズル感っていうんでしょうか??