大胆でユニークな花柄の大き目カップ。アラビアで1970年代に作られた物です。現在赤と青の組み合わせが一つ在庫にありますが、その色違いの赤と緑の組み合わせが入荷しました。今週アップ予定です。
このシリーズについては資料が無く、作者、シリーズ名は不明です。便宜上「ビッグカップ/モーニングカップ (赤い花)」と名付けています。
いや、資料が無いわけではないのです。1年ほど前にフィンランドのアンティークショップでオーナーさんが手にしていた資料にありました。あとでゆっくり確認しようと、そのページだけ写真を撮らせて頂いたのですが、帰国してフォルダーを探してもどうしてもその写真が出てこない。あれから2回ほどそのショップに行っていますが、ついつい「見せて」とお願いするのを忘れちゃうんですよね。あの時どうして紙にメモらなかったのか。どちらかと言えば紙にメモ派なのに…。
いつか正解は分かるとして、個人的には、この作者はGunvor Olin-Grönqvist(グンヴォール・オリン=グロングヴィスト)かな、と思っています。グンヴォールと言えばKosmos(コスモス)シリーズのような渋めの作品を作るイメージがあるかも知れませんが、実はむしろ大胆で華やかな色彩で作品を多く作っています。
例えば、このシリーズによく似た雰囲気を持つValpuri(ヴァルプリ)。
色使いや構図の特徴が似ているように感じます。
先週アップした、可愛らしい子ども用の小鳥柄「Peukaloinen」もグンヴォールの作品。
子ども用と言えばカンガルーを描いた「Kengu」も彼女によるものです。
どれも目の覚めるような色使いが素敵です。
なお、赤い花のビッグカップ以外は全て販売済みです。ただビンテージは出会いなので、いつか、また入荷するときがあるかも知れません。
ミタ