買い付けの行程をすべて終えて、いよいよ帰国です。SAS(スカンジナヴィアエアライン)使用なので、デンマークのコペンハーゲンへ、の前に…。
飛行機は午後発なので、コペンハーゲンと海を挟んだお隣のスウェーデンのマルメで少しだけ散歩をしました。
これはマルメにあるMazettiチョコレート工場跡のゲート。通称ココアアイズと呼ばれ、1956年に公募で選ばれた、スウェーデンのイラストレーター、オーレ・エクセルの出世作です。
Mazetti社ではこの様に1910年からパッケージには目のイラストが使われていて、オーレのデザインはその新ロゴとして採用されました。
1975年にMazetti社はフィンランドの製菓メーカーFazerに買収されたましたが、オーレの作った新ロゴは今もこのように引き続き使われています。
Mazetti社の工場跡では今でも小規模でチョコレートが作られていて、見学も可能です。
残念ながら、見学の時間は取れなかったので、中のカフェでココアを飲みました。いつか工場見学したいなあ、と思いつつ機会が作れないまま何年も経っています。
さて、一休みしたら、オーレスン橋を渡ってコペンハーゲンへ。空港にはバイキング船の展示がされていました。
ところで、買い付けで何度も行き来しているうちに、SASのマイレージがシルバーメンバーになっていました。シルバーになると一往復でSAS Plus(エコノミーとビジネスの間)にアップグレードするだけマイレージがたまります。なので、帰国便はいつもアップグレードしてもらっています。飛行機の中で少しでもゆったりと寝たいので。
この時の機内食のお肉の選択がジビエ(狩猟肉)でした。秋は狩猟解禁の季節です。「ムースですか?」と尋ねると「ムースではなくて**」とおっしゃったのですが、どうしても思い出せません。
ローバックだったかなあ。ローバックとは鹿の一種で、北欧では狩りの対象になっています。
ひき肉を使ってハンバーグっぽくなっていました。
北欧に行くと友人やディーラーさんから狩猟肉をご馳走になることがたまにあります。
これはスウェーデンの友人が送ってくれた写真。ご主人が狩りに出たときの1枚だそうです(写真に写っているのは仲間)。
普段はどこにでもいるような普通のオジサンなので、狩猟の季節になるとこうやって森で狩りをしているのは想像もできません。
実はこの写真以外にも、ちっとも”ほっこり”しない、むしろ思わず「可哀想」と言ってしまいそうになる1枚もあったのですが、それも含めて北欧の暮らしなのですね。
ミタ
ところで来年からSASのマイレージが以前よりも少なくなるそうで、なんだか、もう、どうしよかな、と悩んでいます。
フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。