永久凍土を表した涼しげなガラスの器

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フィンランドで活躍するガラス作家Oive Toikka(オイヴァ・トイッカ)の作り出した極寒の地ツンドラを表現した器、Tundra(ツンドラ/トゥンドラ)です。
ツンドラとは北極海沿岸の地域で、北方民族であるサーミ人の言語「木のない平原」から由来するそう。

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器の表面にはエンボスで小さなパターンが描かれています。かの地に降る雪を表したのか、あるいはかろうじて生息する苔の姿でしょうか。
プレスガラスの手法で作られた小さなドットの集まりは、愛らしくもあり、また表面の光の変化が涼しげでもあります。製造は1971年から72年とそれほど長くはありません。

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フィンランドの家庭で作られる気取らないスウィーツKiisseli(キーッセリ)を入れて。キーッセリはベリーのジュースやベリーを片栗粉でトロトロにした葛湯のようなもの。冷たくするよりも、むしろ常温で、また葛湯のように温かいままで食べることもあります。

ロシア語の「酸っぱい」を表す言葉がもとになっていて、実際ロシアには同じデザートがあり「キセーリ」と呼ばれています。隣国のバルト三国でも食べられています。フィンランドはロシアと共通の食文化が多く、キーッセリ以外にも以前ご紹介したリハピーラッカ(ピロシキ)もありましたね。
キーッセリのように温かいデザートだけでなく、アイスクリームやフルーツにもどうぞ。むしろ、この猛暑の日本の夏にはその方がいいですね。

ミタ

キーッセリは冷たくしても美味しいです。

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