ロールストランド博物館の話で随分と引っ張ってしまいました。経過が前後してしまって申し訳ないのですが、ロールスト博物館を後にして「ベルサ(Berså)で一休み」したディーラーさんの所で買い付けし、次の宿へと向かいました。
ここは秋も泊まらせてもらったスウェーデンの大手企業に勤めるデザイナーさんカップルの家。地面近くに窓が見えますが、この半地下の部屋を貸してくれています。半地下といえども光は十分に入るし、ミニキッチンも付いていて結構快適。
到着した日にサンルームで夕食をご馳走してくれました。こんなに明るいですが、夜の7時半ごろです。5月の北欧は本当に明るい。
手作りのミートボールと、ギリシャ風サラダ。スウェーデンのミートボールは好きですが、やっぱり手作りは格別に美味しいです。
デザートに出てきたのは、この手作りメレンゲ。
そして、バナナとアイスクリームとホイップクリームです。
その4つを好きなだけ器に盛って、上からカラメルソースをかけます。ちなみに、このカラメルソースも手作りで、温めてありました。
完成!
Marängsviss(マレングスヴィス)というスウェーデンで古くから食べられているデザートだそう。チョコレートソースをかけることが多いのですが、彼としてはカラメルソースがお勧めとか。
パリッと焼けたメレンゲをスプーンで潰しながら混ぜ、全部を口に運ぶと、美味しい!甘いカラメルにバナナの香り、アイスクリームの冷たさが心地良く、メレンゲのサクサクの歯触りが楽しい食感を生んでいます。
素材感が主のフィンランドのお菓子に比べると、複雑に食材の組み合わせをしたスウェーデンのお菓子は、また別の楽しさや発見があります。
彼らの勤める会社のオーナー社長の面白いエピソードや、最近作ったというCMの話を聞きながら、なかなか暮れない夜を楽しみました。
そして、日差しの長さを楽んでいるのは、この家の猫も同じなのでした。
ミタ
ところで、大変に気に入っていた宿泊先なのですが、彼らが通勤しやすい場所に引っ越すため売りに出しています。「買わない?」と誘われたのですが、無理だなあ…。ああ、残念。
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