スウェーデンの不思議な食べ物とベルサ(Berså)で一休み

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今年は肌寒い5月のスウェーデンでしたが、菜の花畑はいつも通り満開の黄色。

スウェーデン2日目は長年のお付き合いのディーラーさん宅で、こんな感じに買い付けしました。

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一段落したところで「お昼にしましょう」とゆでたての新じゃがと、不思議な缶詰が取り出されました。
缶詰の中身はKalvsylta(カルヴィシルタ)といい、スパイスで味付けした肉をゼラチンで固めたものです。一般的には仔牛肉が使われるそうですが、ポークの場合もあるとか。

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スウェーデンではクリスマス料理に出されることもあり、コンビーフに似ていますが、もっと柔らかくしっとりとした食感です。
説明によると「気温が高いとゼリーが溶けてしまうから、夏には食べられないの」とのこと。スウェーデンの夏でダメなら、日本は真冬にしか食べられないでしょうね。
生クリームと浅葱をかけ、酢漬けのビーツと頂きます。なんだか不思議な外見でしたが、ビーツの酸味としょっぱめのお肉のハーモニーが美味しい一品でした。ジャガイモだけでなく、一緒に出された薄焼きのパン「Tunnbröd(トゥンブラッド)」も良く合ったのですが、写真を撮り忘れていますね。

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デザートは手作りのルバーブクランブル。ルバーブは時期の物なのか、この後どこのスーパーでも並んでいました。時期の物をその季節に食べるのは素敵ですね。

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大体のパッキングをその場で行い、この日の買い付けはこれで終わり。

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数日寄り道をして、別のディーラーさんのお宅に伺いました。

お客さんが来た、と飼い猫のFiliokus(フィリオクス)くん。

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ここでは、こんな感じに買い付け。

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特に気に入ったのは、このボウルです。詳細聞いたのですが、手描きメモが判読困難なため、荷物が届いたら確認します。

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左奥の花瓶は、私が好きそうだから、と用意して下さっていたもの。これも買い付けましたので、お楽しみにお待ちください。

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一段落したところで、ディーラーさんがささっと軽食とコーヒーを作ってくれました。

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寒さが続いていましたが、この日は気温が上がり、気持ちのいい晴天。
「せっかくだからBerså(ベルサ/ベショウ)で食べましょうよ」と誘ってくれたのは、猫のフィリオクス、でなくお昼休みに帰宅していたガールフレンドのアグネタさん。

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Berså(ベルサ/ベショウ)とはグスタフスベリの商品名にもなっていますね。緑の葉っぱ模様のシリーズです。
Gustavsberg Berså
日本ではしばしば「葉っぱ」と誤訳されているのですが、本当はこういう外で緑に囲まれた休憩所の事です。日本語になりにくい言葉なのが、誤訳の原因でしょうか。

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素晴らしく気持ちのいい天気の下で頂くと、いつもよりも美味しく感じられます。ただ、最近はお手入れが大変だからと自宅にベショウを作る人も減っているそうです。

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ここでも梱包をして、次の訪問を約束してお別れしました。

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愛らしい子猫だったフィリオクスくんは、すっかり大人になり顔に喧嘩の傷を付けていましたが、相変わらずディーラーさんの事が好きで家から離れないそう。

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「男のくせに軟弱」と文句を言いながら、本当は大層可愛がっている照れ隠しなのは見え見えなのでした。

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ミタ

最初のディーラーさんと次のディーラーさんの間の数日はここに行っていました。その話はまた。

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フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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