
こんにちは。気持ちのいいお天気の日曜日です。
今朝、テレビを付けたら映画「小さな恋のメロディ」が丁度始まったところでしたので、そのまま観ていました。
思えば、最初この映画を観たのは11歳の主人公達とさほど変わらない年齢で、テレビ放送でした。当時はまだ子どもだった事もあり、反抗的な登場人物たちに共感できず、あまり良い印象を持っていませんでした。
改めて観ると、子どもたちはそれぞれ家庭に問題や複雑な事情があり、更に当時の体制批判を背景にした、単純な淡い恋や大人への反発の物語でもなかった事に初めて気が付きました。それでも、職業柄か70年代のインテリアやファッション、食器ばかりに目が行ってしまい、なんだか内容に身が入りません。
もし思春期の時に観ていたら、大好きな映画の一つになったかもしれません。どうも出会うタイミングがずれてしまったようです。
「小さな恋のメロディ」は1971年公開のイギリス映画です。偶然ですが、同じ1971年イギリス製のお皿がお店にありました。
写真のBroadhurst&Sons Rouletteデザートプレートです。当時は日常用に作られたプレートで、現在でも比較的リーズナブルな価格で手に入るシリーズです。このプレートのデコレートデザインをしたのはKathie Winkle(キャシー・ウィンクル)。
このような日常用の食器はあまり製造年などはっきりとはしないものが多いのですが、熱烈なコレクターと、まだご存命のキャシーさんの協力で、彼女の作品資料はとてもよくまとまったものがあります。驚きのシンデレラストーリ、キャシー・ウィンクルについては、以前少し書きましたので、下記リンク先もご覧下さい。
→もし、できるなら・・・
この幾何学的でシンメトリー、強い黒のラインに手彩色による装飾は、キャシー・ウィンクルの代表的なスタイル。イギリスの食器についてはどうも詳しくないのですが、当時この装飾スタイルはとても人気があったようで、他のメーカーにも似たようなものを見つけることが出来ます。
トップの写真の後ろに写っているバターケースも、デザインがよく似ていますが、なんとメーカーはイギリスではなく、スウェーデンのロールストランド。
→Rorstrand Tyrolバターケース

デザイナー等、詳細が分からなかったのですが、いずれにしてもロールストランドにはあまり見ないスタイルで、もしかしたらイギリスの流行を受け、似せて作ったのかもしれませんね。
Roulette デザートプレートはセール中です。残り1枚ですので、よろしければどうぞご覧くださいね。
ミタ
![Amazonレビュー
( イギリスのパブリック・スクールに通うダニエル(マーク・レスター)は、バレエ練習中のメロディ(トレーシー・ハイド)に魅せられ、やがて相思相愛の関係へ。しかし、学校をサボって海へ行ったことを教師に叱られたふたりは「結婚します!」と宣言してしまい、学校じゅう大騒ぎとなってしまう…。<br> 思春期を迎える少年少女の純愛を愛らしくほのぼのと描いたラブ・ストーリーの佳作で、日本では当時のティーンを中心に一大ブームを巻き起こした伝説的作品。まるで夢のような初恋の顛末(てんまつ)は、汚れた大人の心までをも浄化させてくれる。ビージーズなどのアーティストが奏でる挿入歌がそれぞれ効果的。イギリスの厳格な保守主義をさりげなく批判しているあたりも、作品に深みを与えてくれている。<br> 製作は後に『炎のランナー』や『キリング・フィールド』を製作するデヴィッド・パットナム。(的田也寸志))
小さな恋のメロディ [DVD] / マーク・レスター, トレーシ-・ハイド, ジャック・ワイルド (出演); アラン・パーカー (原著); アラン・パーカー (脚本); ワリス・フセイン (監督)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21FNHYRF8KL._SL160_.jpg)