ベルゲン散策とインゲル・ヴォーゲ(3月23日)

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こんにちは、昨日は猫営業部長がしっかりとブログを更新していましたね。猫のくせにハイテクの持ち主で私も出来ない動画アップでした。

さて、昨日はフッティルーテン(沿岸急行線)の出発地であるベルゲンで一泊しました。ベルゲンはノルウェー第2の都市で、南西の沿岸に位置している港町です。
この日の朝はゆっくりとホテルで朝食をとり、お昼ごろに港に隣した魚市場に向かい、そこでフィッシュスープと茹でエビ、そしてフィッシュケーキで昼食。季節的なものなのか、時間が遅かったからか、前回訪れた時よりもお店の数が少なかったのですが、充分に雰囲気は満喫できました。
ところで、北欧では(ロシアでも?)チョウザメの卵に限らず、魚卵は全てキャビアと呼ぶのですが、その数種類のキャビアの中に黒くて粒が小さく見た目も”キャビア”がありました。叔母があまりにも安いので試食してみると味がキャビアとは違う、何の魚か尋ねてくれと聞くので、お店の人に確認すると「Seahen」と。いわゆる「偽キャビア」はランプフィッシュの卵を着色したものなので、Seahenとはランプフィッシュなのかな?

ベルゲンをもっとも有名にしているのは、この旧市街地の木造建築群でしょう。これらは13世紀のドイツ、ハンザ同盟の商館跡で現在は世界遺産に指定されています。

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カラフルで可愛らしい建物はこのように接近して建てられ、間に細道があります。かなり痛みもあり、補強や補修が見られました。

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これは建物の2階。斜めに傾いでいますが、現役で会社やお店として使われていました。

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ここはクラフトショップ。このような世界遺産の建物をお店として普通に使っているのが面白いですね。

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ベルゲンを有名にしているもうひとつは、この銅像の作曲家グリーグです。グリーグの名は知らなくても「ペールギュント 朝」は聞けば誰も知っているのではないでしょうか。

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母から「グリーグはとても小柄でピアノを特注で作った」と話を聞きながら、曲を口ずさみ、ふと振り返ると…
あ゛ーーーー!!

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急に変な声を出したので全員を驚かせてしまったのですが、反対側にある美術館の建物にインゲル・ヴォーゲの垂れ幕があるではないですか!

インゲル・ヴォーゲはノルウェーのスタバンゲルフリントに1950年代、60年代に在籍していたデザイナーで、私が個人的に一番好きなアーティストです。日本での知名度があまり高くないのですがノルウェーでは熱烈なコレクターもいます。
すでに夕方の4時を回っていたので取るものもとりあえず美術館に一人走りました。慌てて入場し、インゲル・ヴォーゲ展を見学したいのだけれど、と告げると受付の女性が「残念だけど展示は18日で終了しているんです」。つまり1週間前に終了していたのですね。肩を落として「カタログだけでも」「カタログは大変な人気で既に完売ですが、再版の予定があります。予約していただけるとお渡ししますが、お住まいはここですか?」「日本です」「あ…」
受付の女性は「この担当者にメールをして日本にカタログが送れるかどうか尋ねてください」とアドレスを渡してくれたので、帰国したら問い合わせするつもりですが、そこはノルウェー人、ちゃんと返事をくれるかしらとちょっと心配でもありますね…。

とりあえず、絵葉書と復刻マグカップだけを購入して、時間を見ると既に5時近く。いよいよ乗船の時間が迫ってきたので、ホテルに戻り、そこからタクシーでポートへ向かいます。

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これが私たちの乗る船「Trollfjord(トロルフィヨルド)号」です。この時で夕方の6時を回っていましたが、まだ明るいですね。
出航は8時半なので、先に船内レストランで食事をしながら船出を待ちます。

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初日の夕食はビュッフェ形式で、これは叔母のプレート。明らかに盛りすぎですね。

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初日の説明会では3日目に北極圏を越えるのでオーロラが出現する、とのことでしたが、いきなりこの日の夜中に「オーロラ出現」の船内放送で飛び起きました。残念ながら見ることは叶わなかったのですが、この後に期待大です。

ところで、今日は最初の寄港地オーレスンを散策しました。それについては、次回。
ミタ

船窓を流れる群島の光景が素敵なのですが写真に撮ると魅力が半分も写っていませんでした。

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ベルゲン散策とインゲル・ヴォーゲ(3月23日)」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。いつも楽しく拝読しています。
    ロシアでは、魚の卵を全て、イクラ(イクラー)と呼びます。
    日本語の「イクラ」はこのロシア語から来ているんですよ。

  2. >>kuriさま
    初めまして、いつも読んでくださってありがとうございます。
    ロシアではキャビアではなく、イクラーですか!教えてくださってありがとうございます。そしてイクラがロシア語だったことには驚きです。

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