こんにちは。まずはお礼とお願いから。
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先日こちらでお知らせした”フィンランドからミルクを送る”活動は、今週末に第1便として2000個が発送される事になったそうです。情報を下さった方、Twitterなどで広げてくださった方、どうもありがとうございました。この活動は第2弾、第3弾と継続していますので、引き続き情報をお願い致します。
今、必要なことは、受け入れ先自治体が名乗りをあげてくれることです。今回いろいろなところに当たり、初めて知ったのですが、自治体が”フィンランドのベビーミルクを欲しい”と政府、関係機関に申し込みをしなければ救援物資として認められず、関税がかかる、あるいは最悪の場合は成田で破棄されてしまうのだとか。
フィンランドでは、本当に必要なところにこの活動が知られていないのではないか、と心配しているようです。心当たりがある方は下記連絡先までお願いします。
・Twitterアカウントをお持ちの場合は →@TuttelitoJapan
・Twitterアカウントをお持ちで無い場合はTuttelitoJapanまでメールでご連絡ください。→メール
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さて、写真はフィンランド、アラビア社製の子供用食器シリーズです。シリーズ名は”Peukaloinen”、デコレートデザインはGunvor Olin-Grönqvist(グンヴァル・オリン=グラングヴィスト)です。アラビアではFructusシリーズ、Kosmosシリーズで知られる彼女なので、大胆な筆致が特徴と思われるかもしれませんが、Arabia Loylyシリーズのように可愛らしいイラストも得意です。
こちらは、そのイラストの腕が発揮された、1960年代のシリーズ。ずっと、ヒヨコの絵と思っていたのですが、今回初入手をきっかけに、Peukaloinenが何か調べてみましたところ、ヒヨコではありませんでした。
日本名でミソサザイ。ミソサザイはとても、とても小さな鳥です。スズメよりも一回り小さく、体調10cmほどしか有りません。フィンランドでは2番目に小さな鳥だそう。分布はアメリカからヨーロッパ、アジアと広いのですが、フィンランドでは渡り鳥として、春から秋の間にしか見ることは出来ません。
実は、5月にフィンランドの林でミソサザイの一群を見たことがあります。
ここがその林。
パラパラと10羽ほどの茶色の小鳥が降り立ち、地面をついばみ始めました。私が動くとたちまち飛び立ってしまったので写真はありませんが、そのあまりの小ささ、可愛らしさは、微笑まずにはいられないほどでした。
上手く伝えられずもどかしいのですが、本当に、第一印象は「ちっちゃい!」だったくらい小ぶりなのです。
地味な外観や小さな体からは想像できないほど、そのさえずりは大きく美しいです。Youtubeで映像を見つけましたので、是非聞いてください。心洗われるような声ですよ。
小さな鳥ですが、ミソサザイはヨーロッパでは「鳥の王」と呼ばれているそうです。これは、一番高くまで飛んだ鳥を王とするとしたときに、どの鳥よりも高く飛んだ鷲の羽の間に隠れていたミソサザイがちょこっと飛び出して、逆転勝利したというドイツの伝承が元とか。
なんだかずるい落ちですが、いわゆる”判官びいき”が感じられて、ほほえましい気もしますね。
ミタ
ところで、林と森の違いとは、「人の手が加わっているところが林、自然のままのところが森」らしいです。
おミソちゃん、かわいい!特に正面からが好きです。なんとものんびりな毛虫との一幕も楽しめました。いろんな声で鳴くのも。疲れのたまった頭の中がちょっとだけスッキリ。
干支の順番を決める神様の前に牛の背中に乗って一番乗りした鼠みたい。場所をとらないってことはいろいろ便利だと思うことにしている小柄な私。
>>k7さま
本当にいい声ですよね。何度も再生して聞いてしまいました。
大きいことはいいことだ、って何かのコマーシャルでありましたが、小さいこともいいことありますね^^