黄色で春を待つ

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こんにちは。
今日2月4日は立春、暦の上では春が来ました。二十四節気では寒さの頂点らしいのですが、今日はポカポカと暖かく、3月並みの陽気とか。窓から入り込む日差しも少し強くなっている気もします。
コートを一枚脱ぐと、食器も少し春らしい色合いが気になってきます。写真のカップはスウェーデン、ロールストランドのもの。シリーズ名や作者は不明ですが、手彩色の鮮やかな山吹色が目に嬉しいカップです。
Rorstrand コーヒーカップ (黄色のラインと黒の柄)
コーヒーカップとありますが、容量はいっぱいまで入れると約200ccなので、ティーカップとしてもお使いいただけます。ゆっくりとしたお休みの朝に黄金色に焼けたパンケーキと一緒にミルクティーを。もちろんコーヒーでも使えるサイズですので、いつでも活躍します。
このRörstrandのシリーズ名は分からないのですが、とてもよく似たパターンが別のメーカー、Gefleにあります。
Gefle Maria シリーズ
黒のスタンプで描いたアラベスク模様のような柄に山吹色の手彩色でさっとラインが引かれているところなど、本当にそっくりで、同じシリーズかと思うくらい。じつは写真の奥にあるプレートは、そのMariaのデザートプレートなのです。
もちろん、Mariaシリーズにもカップがあり、それはソーサーでなくカップにアラベスク模様がプリントされているので、このRörstrandとは雰囲気が異なります。
1970年代当時、そういったパターンが流行ったのか、と推測も出来ますが、実はもっと単純な理由がありそう。Mariaのバックスタンプを見ると、Gefleのgとfの上に王冠のマークが付いています。これは1971年にRorstrandがGefleと同じUpsala-Ekebyグループに入ったときに、GefleのロゴにRörstrandと同じ王冠が付け加えられたためです。
そして、その当時はRörstrandのデザイナー、例えばJackie LyndがGefleの商品デコレートを手がける事もありました。ですので、この当時のRorstrandとGefleにそっくりなデザインがあったとしても何も不思議なことは無いのでしょうね。
Upsala-Ekebyグループが解散したその後、RörstrandはフィンランドのArabiaと同じWärtsiläグループになり、その数年後同じくWärtsiläに買収されたGustavsbergと合併してRörstrand-Gustavsbergと名乗るなど、短い期間に国を超えた合併、統合、分散を繰り返していて、とてもややこしいのです。
いつかここらへんを(自分のためにも)時系列にしてまとめたいなあと思いつつ、私のことですのでいつやるか分からないな・・・。誰か作ってくれませんかね(既に他力本願)。
ミタ

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黄色で春を待つ」への5件のフィードバック

  1. ティーコージー可愛いですね。クロスとカップの色合わせも春の予感♪今日は大阪もピカピカでぬっくいわ。

  2. 私は、わかりましたよ(←一応、主張(笑)!)
    とっても素敵なティーコージーですよね。
    カップも、気持ちが明るくなりそうな色合いで素敵・・・(*^^*)

  3. >>k7さま
    さっき買物がてら遠回りして散歩したのですが、東京もヌクヌクですよ♪
    >>nekomonoさま
    え~そうだったかなあ~?
    姉がお店で使えるように「スウェーデンカラー」にしてくれました♪

  4. >>カグーさま
    黄色は気持ちが明るくなるから今の季節はかえっていいかもしれませんね!

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