もうすぐ10月31日のハロウィーン。家々を回り「Trick or treat!」と言って、お菓子をねだる子供たちのお祭りとして、日本でも知られてきましたね。
この写真は、1960年代に販売されていた、アラビアの子供用食器セット、Daisy。
小ぶりの子供サイズにEsteri Tomulaのイラストで装飾されています。
いたずらっぽい表情がハロウィンの時期にぴったり。
ところでハロウィンの起源は、アイルランドに伝わる死者の霊を追い払う、ケルトのお祭りだそうです。
そこでアイルランドの友人に「ハロウィンってアイルランドではどうなの?」と聞いてみたところ、「仮装してお菓子をもらいに来るのは小さな子、ちょっと大きい子は焚き火をする」のだそう。
先日は”予行練習”と称して焚き火をした子供たちがいて、消防車が出たらしい。
そして「かぼちゃでランタンを作る人が増えた」とも。
そう、実はもともとアイルランドではTurnipというカブでランタンを作るもので、かぼちゃで作るようなったのは、アメリカに移民したアイルランド人がアメリカでやり始めたことなのです。
ですから、アイルランド人がかぼちゃでランタンを作るのはいわば「逆輸入」?
これがTurnipで作った元祖ジャック・オ・ランタンです。日本のカブと違ってかなり大型。
ところで、このTurnipに良く似た野菜にSwedeというものが有ります。
これがSwede。
私はずっとTurnipとSwedeを一緒の野菜と勘違いしていましたが、この二つは違うそうですね。
カブに見えましたがスウィードはキャベツの仲間なのだそうです。なんてトリッキーな野菜なのでしょう。
この名前の由来は「スウェーデン」から伝わって来た野菜だからだそう。
と、最後は強引に北欧につなげてしまうこれも、trickyなお話でした。
ミタ