年末年始は特に休みを設定していたわけではないのですが、ご注文数が減るので自然にお休みの雰囲気になっていました。時間があったので、以前から作ってみたいなと思いつつ手を出していなかったお料理をのんびり作っていました。
撮った写真は、いまここで出さないと次の機会がなさそうですので、お目汚しですがご覧ください。ちなみに器は全て自宅で使ってる私物です。
年末最初に作ったのは、スウェーデンのジャガイモ料理「ハッセルバックポテト(hasselbackspotatis)」。皮をむいたジャガイモを切り離さないように3mm幅で切り目を入れて、オーブンで焼くお料理です。お料理と言っても主に肉料理の付け合わせ。付け合わせの割に手間がかかるので、今まで作ったことがありませんでした。
今回は家人が年末にカレーを作っていたので、それに便乗して初挑戦。一時期日本でも流行って、様々な凝ったアレンジが紹介されていましたが、スウェーデンのオリジナルにならって、バターと塩とパン粉だけのシンプルレシピです。付け合わせには、これくらいシンプルな方が美味しいな。
お節は実家で母が作ったものを頂くので、特に用意はしませんが、それ以外の時間に自宅でダラダラ飲み食いするために鶏ハムと煮豚を作りました(肉ばかりですね)。煮豚は毎年のように作るのですが、鶏ハムは初めて。これも以前から作ってみたいと思いつつ、機会が無かったのです。肉ばかりなので、せめてものささやかなニンジンサラダを乗せて。
年が明けてから作ったのがスコーンです。そろそろ和食に飽きてきたのでケーキでも焼こうかと冷蔵庫を覗くと、卵が切れているのに気が付きました。卵を使わないお菓子はスコーンかなあと、アイルランド時代を懐かしみながら制作。あの頃はしばしば、朝起きてスコーンを作ってオーブンに入れ、身支度をしている間に焼いていたものですが、日本に帰ってから滅多に作らなくなっていました。
アイルランドで大学院に行っていた家人が慌ただしく登校したあとに、作ったスコーンを一人で食べていたのを思い出します。彼は毎朝家をギリギリに出るので、2キロほど離れた学校まで「股が擦れて火が出るほど早足で」行ったと良く冗談を言っていました。ちなみにスコーンは今回も数日かけて全部ひとりで食べました。
そんな年末年始の作ってみたものたちでした。
ミタ