神戸のリフォーム進んでます

先月末、家人が神戸にリフォームの進捗状況の確認と細かい打ち合わせのために行っていました。私も先月の頭に行ったのですが、その時はまだ壁も塗られていない状態だったのが、かなり進んでいたようで「格好いいよ」と言っていたので一安心。

16年前にも現在の家をリノベーションしたのですが、当時と今とではオンラインで打ち合わせが出来たり、データを簡単にやり取りできるのが大違いです。遠方なのに16年前のリフォームよりもずっと逐一関わりながら作っています。あと、建築士さんの性格もあるかな。ディスカッションをしながら一緒に作っていくタイプの人です。

ちなみに現在の家は収納やデスクなど家具のほとんどを作り付けにしたのですが、今回の家は家具を置く前提で作りました。というのも、作り付けは最初は良かったのですが、だんだん暮らし方やインテリアの趣味が変わったのに、模様替えが出来ないのが不満になったので。なので、これから家具が入って完成の予定。間取りについては以前の投稿をご覧ください。

さて、まだ完成はしていませんが、現状でのビフォーアフターです。まずは2階のリビングのビフォーアフター。

Before
After

もともとの梁はそのままですが、天井に桐を貼り(内側に断熱材)壁を塗装で明るくしました。中央にあるのは階段(階段の壁はまだ下地)。床には養生が張られていますが、黒い塗装を削って元のナチュラルな色に戻しています。窓の木枠は内窓を付けるためのもの。70年代のアルミサッシを隠し、デザイン性と同時に断熱を高める効果を狙っています。

同じ場所を反対側から見たビフォーアフター。

Before
After

グリットの壁に天然木を貼って壁にし、奥にもう一部屋作りました。階段前はグリットで残す案もあったのですが、トイレの入り口の目隠しのために壁にしました。来客の方が視線を気にせずにトイレに出入りできるためです。(詳しい間取りは前回の記事をご覧くださいね)

次はTwitterでも反響の大きかったキッチンのビフォーアフター。

Before
After

アイランドキッチンから独立キッチンにしたので、同じ角度からは撮れないのですが…。最近はほとんどの方が対面やアイランドにされるそうですが、ここは(今の家も)独立キッチンです。デザインは50年代の北欧、特にアアルトのデザインしたアパートのキッチンを参考にしました。床はデザインより実用を優先してコルクタイル。メンテナンスが楽です。

アアルトの50年代のキッチン、と言ってもなかなかぱっと分からないと思うのですが、建築士さんがアアルトが好きで北欧にも足を運んでいる方なので話が早かった。こういう感性を共有できる人に会えてラッキーでした。

キッチンの造作が入る前ですが、この写真の中央に写っている柱が、ビフォーの右端にある柱です。こうやって見るとどう変えたのか分かりますよね?

ちなみに右側の穴は建築士さんが窓の連続性を残した方がいいとくり抜いたもの。ふーん、そんなものか、と思っていたのですがデザイン的にはふさぐよりずっといいですね。

穴の向こうはパン捏ね台(高さ80cmの台)なので、パン捏ねながら外が見られるという…。食器を下げるときにも便利かな。既存とどう付き合うかがリノベーションの醍醐味。

それから、私の寝室です。ビフォーとアフターの写真の縦横が違うので分かりづらいですが…。壁も天井も明るくなりました。ただ東側に小さな窓があるだけなので暗いっちゃぁあ、暗い。でも寝るだけだと割り切れば気になりません。窓の向こうは雑木林ですが、結構急に下る斜面なので将来的にもここに建造物は出来ないです。

Before
After

手前の壁で仕切られている部分はクローゼットとドレッサーが入ります。クローゼットにはIKEAのPAXシリーズが入ります。見える部分は造作やビンテージ家具にしますが、見えない部分はIKEAで金額を抑えています。

部屋の右側の壁を抜いて仕事部屋を追加しました。この部屋にはエアコンはつけないので、寝室から冷気、暖気が周るように格子窓と欄間(?)があります。寝室と仕事部屋の間は必要なら扉を閉めて分けられるようにしています。仕事部屋が散らかりっぱなしでも寝室から目に入らないようにと、仕事部屋に猫が入らないようにというのが理由。

格子の間隔は猫が通れないギリギリ6.5cm

家人の部屋ビフォーアフター。作り付けの壁側のクローゼットを撤去して壁一面にガチャ棚とバーを付けました。彼は『畳んで開けて仕舞って閉める』がどうしても苦手な人なので、もう全部オープンです。掛けられるものは掛ければいいし、そうでなければ棚に積めばいい。好きなように使えばいいさ(長年付き合った結論)。

Before
After

最後に階段です。ストレートでどこか危なっかしかった階段を回り階段にしました。

Before
After

左側の壁にはフィンランドのデザイナーBirger Kaipiainenの壁紙『Kiurujen』の黄色を貼る予定です(メーカーのインスタ)。

もっとカイピアイネンっぽいのがいいなと思ったのですが、具象が嫌だと言う家人と協議の末、この黄色ならあまり柄が目立たないからとOKになりました。

水回りはまだ完成していませんが、建築士さん手作りの洗面台が設置されます。経費節減のために自ら作ってくれたのですが、まさか作るとは思っていなかったのでビックリ。ありがたい。

今回の写真は建築士さんが現場から送ってくれたものも含まれています。どれがどれか分からなくなってきたけれど。

もし、神戸方面で北欧をイメージした新築やリフォームを考えている方がいらっしゃれば、彼にコンタクトを取ってみてはいかがでしょう?相性が合えばとてもいいものが出来ると思います。ご興味があれば下記リンク先からどうぞ。

森本敦志建築設計事務所

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