昨日(5月19日)にフィンランドの製品を集めたライフスタイルイベントに参加してきました。家族経営、あるいは新規起業家による様々な新旧のフィンランドらしいメーカーが集まった展示会です。
まずはフィンランド大使館のラウラ・コピロウ商務官から開催の挨拶。
アルファベット順にご紹介します。
Henua Organics
ヘルアは化粧品会社に15年勤めていたJenni(イェンニと読むのかな)さんが化学物質過敏症になったことがきっかけで生まれたオーガニック化粧品ブランドです。白樺樹液をベースにベリーなどフィンランドの自然の成分を使って作り上げた化粧品は水を一滴も使っていないとか。姉妹で経営している家族企業です。
Iisakki Järvenpää
イイサッキヤールヴェンパアと読むのかな。1879年創業のフィンランド最古のナイフメーカー。今も全て手作業で製造しているこだわりのメーカーです。さすが狩猟が一般的な趣味であるフィンランド。なんだか縁がなさそうですが、家庭用のキッチン用品もあります。
https://www.iisakkijarvenpaa.fi/us/
Jokipiin Pellava
1920年創業のリネンテキスタイルメーカー。家族経営で、来日されていたのは3代目の経営者と4代目の息子さん(そっくり!)。3代目は文字通り工場で生まれたと聞き驚きました(多分持ちネタ)。今回は主にサウナグッズの展示でしたが、サイトを見るとテーブルクロスなどのインテリア用品もありました。
https://www.instagram.com/jokipiinpellavajapanofficial/
(日本公式代理店のインスタグラム)
PaaPii & Finsket
PaaPiiの始まりは2011年にデザイナーのAnniina(アンニーナ)さんがお子さんが生まれたのをきっかけに作った子供服ブランド。今は子供用だけでなく大人の女性服やインテリア小物も手掛けています。テキスタイルだけも販売しているので、自分で作ることもできますよ。
https://www.paapiidesign.com/en
また、メンズブランドFinsketも展開していて、PaaPiiとは全く違ったリアルなイラストがユニークでいい。
Rimita Green
リミタグリーンもフィンランドの天然素材から作られたオーガニックスキンケアブランドです。お母さんと息子さんと二人で経営している家族企業。シーバックソーンやオーツを使った肌に優しい製品を作っています。ほのかな天然の香りに癒されました。
Voaki
白樺を使った木製ジュエリーブランドです。カラフルな色彩と幾何学的で装飾の少ないシンプルなフォルムは、男性でも使っていただけるユニセックスデザイン。金属アレルギーの方でも安心してご使用いただけるかも。2020年に生まれた本当に新しいブランドで、今回は日本での取扱店を見つけたいとのことでした。
各ブランドのサンプルや記念品を沢山いただきました。
Jokipiinの体洗い袋(中に石鹸を入れてバスルームに吊り下げておくそう)は個人的に欲しいかもと思っていたので、お土産に入っていて「えー❤」と声が出た。今日から使ってみます。コースターも便利で嬉しい。
Iisakki Järvenpääの角(?)の飾りは家人が「わー!いいなあ!」と言っていたので、山登りの時にでもリュックに下げてもらおうと思います。
スキンケアのサンプルはかなりのお得感。Heunaを早速使ってみました。オイルクレンザーを顔に広げ軽くマッサージしたらお湯を絞ったタオルでぬぐい、トナーをコットンに含ませ拭き取り(日本と違って化粧水は拭き取り用に作られています)、モイスチャライザーとオイルで保湿。しっとりするけれど、ちょっと手がかかるし、比較的お高いブランドなので週末や特別な日用かな。
Rimita Greenも洗顔はオイルです。濡れた顔に洗顔用のオイルでマッサージするように広げ、お湯で洗い流せます。しっとりしているので、そのままでも大丈夫な場合もあるそう。今回のサンプルにはありませんでしたが、お手入れの続きはトナーで拭き取り、クリームやアルガンオイルの保湿剤を使います。
日本と違って乾燥しているヨーロッパでは洗い上がりがキュッとしているより、しっとりしている方が好まれるのが、どちらもオイル洗顔な理由かな。実は私も普段の洗顔は石鹸ではなく、ダブル洗顔不要のオイルクレンジングを使ったり、拭き取り用化粧水で拭き取っています。ヨーロッパに住んでいた時に自然とそうなったのですが、石鹸を泡立てる手間がないので、そのまま習慣に。
Rimita Greenでしたら西武渋谷店のみで手に入るそうなので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。私も行ってみようと思っています。いずれ他の地域の方でもネット販売で手に入るようになればいいのだけど。
話は変わりますが、個人的にフィンランドからのお土産もいただきました。
フィンランドの酒造メーカー『KYRÖ』が作った消毒液『Käsidesi』です。日本でも酒造メーカーが作っていましたが、こちらは飲まないようにあえて不味く作ったというのが話題になった(さすが大酒飲みの国だと)製品。手だけでなく身の回り品の消毒にも使えますね。ありがとうございます。
ところで、『KYRÖ』サイトにアクセスすると、ワンカットで作った製品紹介の動画があり感動しました。多分、ジョニーウォーカーの名作CMの真似にインスパイアされたもの。
まずは比較のためジョニーウォーカーをご覧ください。
そして、KYRÖのバージョン。
本当によくできているし、何より演じているのが創業者のひとりミッコさんというのに驚き。ロバート・カーライルに負けていないではないですか。
下戸なので無理ですが、もし飲める口なら飲んでみたいと思わせるナイスなCMでした。
手土産の中に『ehea』というブランドのノートがあったのですが、写真も撮っていないし、サイトもまだ始まっていないようで、取り扱いアイテムが良く分かりませんでした。分かれば追加します。