ヘルシンキのニシン市へ

こんにちは。今年も残り1週間余り。10月の買い付けレポートを今年中に終わらせる予定です。そんな訳で、ヘルシンキの買い付け5日間については前回の1回で終了し、いよいよ最終日へ。
帰国を翌日に控えたフィンランドの最終日はヘルシンキのニシン市へ行くことにしました。

Twitterでフォロワーさんに、丁度年に1度のニシン市を開催していると教えてもらったのですが、スケジュール的に行けないので諦めていました。ところが、どうもどこかで日にちを1日間違えていたようで、ぽっかりと丸1日空いてしまったのです。
どうりで、思ったよりも梱包が進まず深夜作業が続いていたはず。どうりで、予約していたショップに行くと閉っていて「あれ?明日来るって話だよね?いいけど」と開けてくれたはず。ヘルシンキの青空がまぶしいや。

ニシン市は1743年から続き、毎年10月に港のマーケット広場で開催される伝統的な市場です。マーケットには、人、人、人。ここは原宿の竹下通りか。いや、冷静になると竹下通りの方が人が多いな。恐るべし東京。

いつもと同じ港のマーケットに見えますが、いつもと違うのは、ニシンの酢漬けや塩漬けなどを売る停泊した船の屋台があること。お船のお店、というだけで子どものようにワクワクしてきます。

ニシンだけでなく、パンも売っています。

この黒いパンは、フィンランドのバルト海の島で伝わる「群島の人のパン」。フィンランド語でSaaristolaisleipä(サーリストライスレイパ)です。甘みが強く加工した魚によく合います。

例えばこんなサーモンの燻製!持って帰れないのが残念。

この屋台では「群島の人のパン」を使ったオープンサンドを売っていたのでお昼にと買うことに。

こうやって「群島の人のパン」に何種類の中から選んだ具を乗せてくれます。選んだのはニシンの酢漬け、ニシンソテー、北極圏サラダ、隠れて見えませんが白身魚(ヒラメかな)の燻製、の4種類。

食べ終わって地上の屋台をぶらぶらします。日にちによってはレストランの出張屋台もあると聞いていたのですが、この日は最終日で短縮営業のためか、そういったお店はなかったようです。それでも船よりも凝った食品を扱っているところが多く、見ているだけでも面白い。カラクッコの上が開いたようなこれは、アヴォクッコという食べ物らしいです。

肉だけでなく、魚にもリンゴンベリーを使うのですね。

地上のお店には、魚だけでなく季節柄キノコがいっぱい。値札のイラストが結構特徴をとらえていて上手です。

久しぶりに仕事から離れてのんびりしました。が、実はオープンサンドがかなり小さかったので、腹の足しにもならず、食べ物を求めて町の中心へと戻るのでした。
続く
ミタ
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追記:
昨日録画していたNHK『世界ふれあい街歩き 秋色に輝く北欧の街 ヘルシンキ ~フィンランド~』を見ていたらこのニシン市が取材されていてビックリ。しかも私が写真を撮った、このおじさんたちがインタビューまでされていて可笑しかったです。服もこの時と同じでしたね。

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