昨日の10月19日から始まった「スティグ・リンドベリ展」へ行って来ました。これは、今年迎えたリンドベリの生誕100周年を記念してスウェーデンで開催されたリンドベリ展を引き継いだものです。
開催期間は2016年10月19日から30日まで。詳細は下記リンク先からどうぞ。
→スティグ・リンドベリ展(西武ギャラリー)
展覧会初日の昨日はリンドベリのご子息である、ラーシュ・リンドベリ氏を迎えてレセプションが開催されました。これは挨拶をするラーシュ氏です。
ラーシュ氏からは、リンドベリが初来日した時に飛行場に赤いカーペットが敷かれているのを見て自分のために用意されたものとは思わずに後ろの扉から出そうになった、というユニークなエピソードが披露されました。
また、駐日スウェーデン大使のマグヌス・ローバック氏は、30年前の日本駐在員の時代に西武百貨店の北欧フェア―を手伝ったという、思いもよらないお話に「そうだったんだ」と驚きを感じました。
レセプションの後は、内覧へ。入口に大きく掲げられたリンドベリの写真と赤で彩ったグラフィックの壁画。
このグラフィックは1959年にリンドベリが西武百貨店のためにデザインした包装紙。その縁が取り持って、今回の展覧会開催となりました。今回はその実物の包装紙と、リンドベリのデザイン原画も展示されています。残念ながら、このデザインは通常の包装紙の数倍のコストがかかったため、継続ができなかったとか。
会場でマグヌス・ローバック氏にリンドベリの壁面作品を説明するラーシュ・リンドベリ氏。リンドベリ氏の膝のシワはしゃがんでこの作品を動かしていたからです。ローバック大使が手に持っているのは、包装紙のデザインを復刻させた紙バッグ。期間中のお買い物の方に渡されます。
実に美しいファイアンス焼きの作品たち。
ファイアンス焼きでミラーも作られていたんですね。
アート作品。
日常の食器の数々。
テキスタイル。
絵本などのイラスト作品。
雑誌などのグラフィック作品の原画。
クリスマスプレートの原画とそのプレート。原画のタッチは製品よりもはるかに美しいのですが、これをプリントで再現するのは至難の業だったのでしょう。
自宅インテリアの再現。
ここではご紹介しきれない程の多くの作品と、写真では伝えきれない美しさ。残念ながら、開催は西武池袋店のみで、現在のところ巡回予定はありません。是非お時間を作って足を運んで頂きたいと思います。
ミュージアムショップでは、この展覧会に合わせて、リンドベリの作品をベースにした小物や雑貨の販売があります。お買い物も楽しんで頂けると思いますよ。
「スティグ・リンドベリ展」のペア招待券を皆様にお配りしています。ペア招待券の入手方法については下記リンク先からご確認ください。
『スティグ・リンドベリ展』ペア招待券プレゼント
ミタ
このあと、北欧の旅行記を出版されたイラストレーターのナシエさんの展示会へ行ったのですが、その話はまた後日。