美味しそうな（実際とても美味しい）サーモンとエビの山盛り。
先週末の13日と14日に開催された、北欧食材のアクアビットジャパンの15周年を記念した北欧マルシェにお邪魔しました。
会場はムーミン幼稚園のある、赤坂のスカンジナビアンセンター。
入り口ではフィンランドの国旗がお出迎えです。
通常は幼稚園になっているスペースが北欧マルシェに早変わりです。アクアビットさんらしい北欧食材。
試食もできました。
そして、ムーミンのお菓子。
北欧雑貨もあります。これはスウェーデンの伝統工芸ダーラナホース。
フィンランドの袋物。
フクヤもビンテージを少し置かせて頂きました。手前は北欧各国の国旗カラーをモチーフにデンマーク伝統のクリスマス飾りをアレンジして作ったフェルトブローチです。
森百合子さんの著書に混ざって、私の本も少し置かせて頂きました。数が減っていてホッとしました。
マルシェ会場にいると、ノルウェー人のジャックさんが入って来て「スウェーデンとフィンランドのものばかり！ノルウェーの物が無いね！」「ああ、ノルウェーも頑張らなくっちゃね」「いや、ノルウェーは石油で儲けているからね、頑張る必要ないよ。それに（スウェーデンやフィンランドと）おんなじようなモノしかないからいいんだ！」と笑わせてくれます。
ジャックさんは午後に開催された、ノルウェー夢ネットの青木さんによるトークショーの出演者です。
今回の青木さんのテーマは「夏至祭」。
ゲストに、ノルウェー人のジャックさんだけでなく、デンマーク人のイェンスさん、スウェーデン人のヨハンさん、更に当日飛び込みでムーミン幼稚園のオーナーのご主人であるフィンランド人のビッレさんが参加。なんと、珍しくも北欧4ヶ国が揃いました。
フクヤでは主にスウェーデンとフィンランドと取引をしているので、ノルウェーとデンマークの夏至休暇の日にちが決まっているとは知りませんでした。
北欧各国で休暇となる夏至のお祭りですが、各国では温度差があり、一番盛り上がるのがスウェーデン。メイポールと呼ばれる草花で飾ったポールを立て、花冠を被り、周りで歌い踊り、7種類の花を摘んで枕の下に入れて寝ると夢に未来の夫が現れるとの伝説もあります。
そんなスウェーデンのお祭りを青木さんが用意した写真を見せながら、スウェーデン人のヨハンさんに尋ねると「民族衣装なんか着ない」「花冠は子供の時お母さんにかぶせられたけど嫌だった」「ニシンとジャガイモをこんなに沢山皿に盛らない、間違っている」と、ことごとく低い声で否定し、青木さんが焦る度に笑いが起こります。
そして会場で流された、メイポールの周りで踊る定番の、いわゆる『カエルダンス』の動画に「この踊りは違う」と言ったとき、すかさず青木さんに「では踊ってみてください」と逆襲され、みんなの前で踊る羽目になったのは、可哀想やら、可笑しいやら。
その他、イェンスさんが丁寧に英語でデンマークの夏至祭について説明したものを、ジャックが「火を燃やして魔女とか悪いものを北の山に追いやって、デンマークだけ良ければいいってことです」と言っていない説明（太字）まで加えて日本語に訳したのには、アクアビット代表の福北さんから「超訳！」とツッコミが入り、会場爆笑。
そんな楽しいトークショーの後は、お待ちかねのエビ食べ放題です。何も付けなくても、このままで美味しい。
福北さんお勧めの黒パンにチーズとエビを乗せ、グラブラックス（サーモンマリネ）用のマスタードソースをかける食べ方。
黒パンはこの日のために用意した特別なもの。とても美味しく、なかなか日本では食べられない味なので、嬉しくて沢山いただきました。
参加者には顔見知りも多く、おしゃべりも楽しい1日でした。アクアビットさんは、時々こういった催しを開催されるので、ご興味のある方はアクアビットさんの案内に注目です。
ミタ
