キノコとサーモン、そしてスウェーデンシナモンロール

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買い付けレポート、滞っていましたが、再開です。待っている方はそんなにいらっしゃらないとは思いますが、始めたものを終わらせないと来年を気持ち良く迎えられないような、そうでもないような。

買い付けのディーラーさん宅に向かう途中で焚火と第一村人発見。まるで夕方のような写真ですが、真昼間です。お天気が悪くて暗い10月終わりのフィンランド。

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焚火で暖を取っているわけでなく、薪を作る過程で出来た小枝を燃やしているようでした。冬の準備が着々と進んでいます。

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向かったディーラーさんのお宅。この家にも当然のように暖炉があり、薪の準備大変でしょう、と尋ねると、義父が趣味のトレイルランニングのトレーニングの一環で薪割りをしているから貰えるの、とのこと。
エアコンは持っているけれど、薪の燃える香りが好きなので、あまり使わないとか。また暖炉に使っている石は保温性が良く冷めにくいので、消してからも何時間でもほんのり温かいのだと、半日前に消したという暖炉を触らせてくれました。確かにほんのり温かくて気持ちがいいです。寒い季節は寝る前に下着を乗せておいて、翌朝温まった下着を身に着けるそう。

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ところで、フィンランドでは数年前から織物作家のエリナさんの離れに宿泊しています。キッチンが付いているので自炊も可能。スーパーで旬のキノコが売られていたので、衝動買い。

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ソテーにしてパンと一緒に頂きました。

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電子レンジとオーブンがないので、何度も温め直しが出来るスープは便利。サーモンスープをたっぷりと作って朝晩食べていました。
右端の根菜はパースニップ。欧州では煮込み料理によく使われる食材で、ニンジンを更に強くしたような独特の香りがあります。アイルランドに住んでいた時は良くキンピラの材料にしていました。その香りを嫌う人もいますが、私はそんな風に思った事は無かったな。懐かしくてついつい具材に追加。

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と、そんなある日、エリナさんから差し入れ。サーモンソテーにキノコのクリームソース。キノコとサーモンが重なったなあと可笑しくなりましたが、さすが普段から調理し慣れている食材だけに、とても美味しかったです。

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さて、フィンランドでは9か所を周って、約450点買い付けました。全て日本に発送して終了。

次なる地はコペンハーゲン経由でスウェーデン。

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ヘルシンキのヴァンター空港のヨーロッパ便乗り場は半年ぶりです。この半年の間にチェックインカウンター横のどちらかと言うとダサいコンビニがオシャレなカフェに変わり、チェックイン後の搭乗の待合の場所にはスウェーデンのカフェ「Johan & Nyström」が出来ていました。

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スウェーデンそのままを持ってきたと思われるインテリアは、フィンランドよりもピリッとしたデザインなのが、何ともスウェーデンっぽい。しかもメニュー看板がすべて英語で書かれているので、既にフィンランドを出たような気持ちに。

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その雰囲気に呑まれて、これからスウェーデンに行くのにスウェーデンのシナモンロールを注文(山盛りのクロワッサンも魅力的だったのですが)。特徴的な複雑なスウェーデン巻で作られています。
外側がカリっとしていて、内側はしっとり。とても美味しいシナモンロールでした。

さあて、いよいよ次なる地、スウェーデンです。

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to be continued!

ミタ

コペンハーゲンのカストラップ空港でアンケート用紙を手にしたイスラム系の女性に「宜しいですか?」とは話しかけられました。
「あ、私…」「お時間は取らせませんから!」「そうじゃなくて私…」「簡単な質問なんです」「いや違うんです、私…」「デンマークの印象を…」「じゃなくて、デンマークに滞在していないんです」「あら!トランジットですか?」「そうなんです。ごめんなさい」
考えてみたら話を途中で遮らず、彼女が説明し終ってから滞在していないと言えば早く済んだかも。申し訳なかったです。

フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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