昨日(9月29日)発売の「北欧雑貨と暮らす no5」に当店の品と私の私物が掲載されました。
私物が掲載って変な感じですが、フィンランドのテキスタイルメーカーMarimekko(マリメッコ)を代表するUnikko(ウニッコ)柄の50周年を記念した雑誌のマリメッコ特集企画の一つ、「雑貨店オーナーのお気に入り私物マリメッコ公開!」のコーナーの為です。
お貸しした私物のうち、2点が表紙にも使われています。ビンテージのワンピースとMusta Tammaのショルダーバッグ。
このワンピースは2013年のイベント「北欧ぷちとりっぷ」で着ましたので見覚えのある方もいらっしゃるでしょう。
他にはKiotoラテマグ、Poimulehtiラテマグ、Iloinen Takkiの限定カラーワンピース、Pukettiの古着のワンピースです。
最初にこの企画のお話が来た時「ああ困ったな、マリメッコそんなに持っていないかも」と思ったのですが探すと有るわ有るわ。いつの間にかマリメッコが増えていることに気が付き、自覚の無さに苦笑してしまう羽目になりました。
布好きなのでクロスも色々と持っているのですが、企画書を見るとファブリックの特集があります。布ばかりだと面白くないと思い、あえて避け、かつ他のショップさんと重ならず、フクヤらしさが出るように、ビンテージと廃番のものを選んでお送りしました。
また、マリメッコ特集以外にも「北欧ビンテージ食器図鑑」にもいくつかお品を貸し出しています。
北欧デザイン黄金時代と呼ばれた50年代、60年代の製品には現在ではコスト的に難しい高い品質を誇るものや、勢いのある時代ならではの挑戦的な提案がされています。
また、当時は今のように気軽に海外に行けるわけでなく、ネットやテレビで世界の情報が簡単に手に入らず、入っても写真はモノトーンで色彩を想像するよりなかった時代。
デザイナーも多くは北欧の人で、現在のように日本など世界各国からデザイナーが集まっているわけではありませんでした。そのため、今の製品よりももっと「北欧らしさ」がモチーフや色彩にあふれています。
今やアラビアやロールストランドなど多くのブランドは製造を人件費の安いアジアや東欧など海外で行っていて、北欧で作られた北欧の物はビンテージで探すしかなくなってきました。北欧のデザインや製品が好きな方に、これをきっかけにビンテージにも少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ミタ
ショルダーバッグは改めて見ると汚れが気になったので、貸し出す前に慌てて洗いました。夏の暑い時ですぐに乾いて良かったです。
フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。