「世界のかわいい編み物」にグラニーブランケット掲載

こんにちは、今日は掲載誌のお知らせです。
誠文堂新光社から2013年2月15日発売の「世界のかわいい編み物」にフクヤのグラニーブランケットが掲載されました。

本文中には残念ながら貸し出しをした当店のグラニーブランケットの紹介は無いのですが、せっかくですのでとイメージカットに使っていただきました。当店のグラニーブランケットは下記リンク先からお求めになれます。
★グラニーブランケット

中身はタイトルどおり、欧州、北米、中東、アフリカ、アジア、オセアニアとまさに世界から編み物を集めた本です。

世界のかわいい編み物 [単行本] / 誠文堂新光社 (編集); 誠文堂新光社 (刊)

ページをめくるとそれぞれのお国柄が感じられる様々なニット製品がカラー写真で並び、モデルさんが実際に身につけたイメージカットは空想が広がります。
ただ、表紙の愛らしさと、タイトルを見て、カタログの様に可愛いニットが並んでいるだけの本と思うと、いい意味で裏切られるでしょう。
各国の編み物協会や博物館、あるいは専門家に取材した、それぞれの国のニット製品のいわれや歴史についての解説文は、編み物をしない私でも興味がかき立てられるほど面白いものでした。
合間に挟まれたコラムには伝統についての過去に遡る物もあれば、フェアトレードを取り上げた未来へと広がる話もあり、編み物にまつわるあれこれを知ることが出来ます。
全てを書くと長くなってしまうので、フクヤらしく北欧に絞ってご案内すると…。
アイスランドはロピーセーターについて。デザインの特徴だけでなく、アイスランドでは9世紀にノルウェー人が連れてきた羊があまり品種改良されることなく残っているため、毛の質に特徴があるという解説には目がひかれました。
デンマークはノールビンドニングについてと、現代作家マリアンヌ・イーサーガさんの作品とインタビュー記事。マリアンヌさんが作品を作るだけではなく、他国、例えばペルーでレクチャーを開催したといったエピソードも書かれています。
スウェーデンはロヴィカ村のミトン(表紙のグレーのミトン)とスペンネ付きカーディガンについて。またコラムではノルウェーのセテスダール・コフタとセルブー・コフタ、フィンランドのコルソナス・セーター、スウェーデンのビンゲとボーヒュース・スティックニングについてのいわれや現在の状況が豊富な写真と共に紹介されています。
また、別コラムのサーミの編み物についても書かれていた中に、寒冷地のため羊の飼育が困難で、むしろ毛皮製品の方が盛んとあったのには、ああなるほどね、と膝を打ちました。
「はじめに」に「編むという目的だけでなく、インテリアやファッションなどの側面からも参考にしていただけたらと思います」とあるように、編み物をしない人でも読み物として充分楽しめる本ではないでしょうか。

ミタ

本の巻末を見ると製作者に帯刀貴子(たてわき たかこ)先生のお名前があって驚きました。帯刀先生は去年フクヤでワークショップを開催してくださいました。今年はバタバタしていて、すっかりお声掛けする機会を失ったのですが、また機会があればお願いしたいです。
また、商品貸し出し店舗に友人のドリプレショップもありました。これもお互いに知らなかったので、あまりの偶然に可笑しくなってしまいました。

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