朝食にフィンランドのパンケーキ、パンヌカック(Pannukakku)を作りました。”パン”ケーキといっても、フライ”パン”ではなく、天板を使ってケーキのようにオーブンで焼きます。
このように一気に大きく出来上がったものを、切り分けて食べます。オーブンに入れてしまえば目を離すことが出来るので、一枚一枚パンケーキを焼くよりも楽です。
生地に殆ど甘みが無いので、ジャムを付けるのがお約束。膨張剤を使わないので、ふんわりではなく、もっちりと重い生地に仕上がります。
トップの写真ではお皿とカップもフィンランド製を合わせました。このシリーズは「Tiuku」といい、1960年代のアラビアの製品です。写真はグレーの地ですが、同じデコレーションでピンクとブルーもあります。
フォルムデザインはカーリナ・アホ。デコレートは不明ですが、雰囲気からライヤ・ウオシッキネンかなあ、と思っています。
Tiukuとはフィンランド語で鈴を表し、その通り描かれている花は鈴の形をしています。実はTiuku(ティウク)とは単に描かれた花の形を現したのではなく、実在のツツジの仲間の花の名称で、英語ではロードデンドロン・ウィリアムシアヌム(Rhododendron williamsianum)と舌を噛みそうな名前。
Tiukuのお皿の縁にはそのロードデンドロン・ウィリアムシアヌムが控えめに描かれ、優しい雰囲気を出しています。またカップには、カップそのものだけでなく、ソーサーの縁にもカップを囲むように花が描かれているのが可愛らしく、目を楽しませてくれます。
ちょっとしたおもてなしや、休みの日のコーヒータイムに穏やかな時間を演出してくれるでしょう。
現在グレーのみ、プレートとコーヒーカップが入荷しています。下記リンク先からご覧ください。
→Arabia Tiuku
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