写真のスーププレートはデコレートは異なりますが、形は同じです。1960年代頃に作られたスウェーデンRörstrand(ロールストランド)の定番フォルムの一つですが、そのデザイナーは分かっていません。
このフォルムのシリーズは大小のフラットなプレートを始めとした、ディナー用のセットとして構成されています。プレート類はどれもふわっとした縁に丸みのある柔らさを感じる形で、重ねたときのおさまりが良く、収納のストレスがありません。
以前オレンジ色のデコレーション、Isabellaがまとめて入った時の記事で他のアイテムもご覧いただけます。
→春の明るさ、ロールストランドのIsabellaシリーズ
シリーズの中の、スーププレートの縁はやんわりと外側に小さく曲がっているだけなので、やや和食器の形を思わせます。
こういった深めのプレートはスープだけでなく、シリアル、サラダ、パスタ、ご飯ものなどさまざまに使える便利なアイテムです。日本人の食生活を考えると一番便利な形かも知れません。今回は和を意識して、焼きおにぎりのだし茶漬けの器としてコーディネートしてみました。
手前の緑のデコレーションがBella スーププレート、先ほど書きましたが、奥のオレンジ色のデコレーションがIsabella スーププレートです。どちらも今のロールストランドでは作られていない、手彩色による温かみのある絵付けです。
そして、こちらのつまみが個性的なソースポットは同じロールストランドのRosmarin ソースポット。
Blå EldやKokaシリーズで知られるHertha Bengtson(ヘルサ・ベングトソン)によるもので、1957年から66年まで生産されていました。両口で使いやすいので、洋食のソースだけでなく、つゆやかけ汁用としてもどうぞ。
ミタ
これくらいの深さのお皿は我が家では一番使っているかも知れません。