東京ではどこも桜が満開のようで、あちこちから桜便りが届いています。そして今日は地元の桜まつり。時折風に乗って太鼓の演奏が聞こえてきます。お祭りは毎年この時期に開催されるのですが、去年は桜が10日ほど早く、すでにほとんど散っていた中での開催でした。桜の季節は短いですね。
さて、昨日久々にフィンランドのハムパイ(キッシュのようなもの)を焼きました。このレシピをフィンランドの人に教えてもらったのが、丁度この季節なので、私の中では桜とハムパイがセットになっています。
ハムパイを盛り付けたお皿はフィンランドのアラビアで1970年ごろに作られたHertta ディナープレートです。Hertta(ヘルッタ)とはフィンランド語でハートのことで、その通り、ハートの形をした花が並んでいます。
作られたのは1970年代ですが、フォルムは1951年にフィンランドを代表するデザイナーの一人、Kaj Franck(カイ・フランク)がデザインしています。このフォルム、Bモデルには数十年にわたって様々なデコレートが施されました。
Herttaもその一つで、春らしい、優しい花のデザインです。やや丸みを帯びて立ち上がった縁はデザインに柔らかさを出しているだけでなく、スプーンやフォークですくう際にも便利です。ディナープレートサイズは、パスタやオムライスなどにも便利ですが、このようにメインと付け合わせを一つに盛るのが本来の使い方ですね。
ハムパイのレシピは別サイト『北欧のおやつとごはん』に掲載しました。下記リンク先からご覧ください。
北欧のおやつとごはん:フィンランドの家庭料理ハムパイ/Kinkkupiirakka
ミタ
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