デンマークで大嵐に遭遇

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11月24日に予定している北欧イベント「北欧ぷちとりっぷ」の準備で忙殺されて、すっかりブログの更新が滞っていました。週末にはエスカのワークショップを開催したり、今後のワークショップのことなど、お知らせする事はあるのですが、まずは、買い付けレポートを完結させますね。

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さて、お昼過ぎにスウェーデンからデンマークへ入り、簡単なソーセージの昼食を済ませ、宿にチェックインすると女主人が「ラジオを聴いた?」と尋ねてきました。
「聞いていませんが?」「今日、11年ぶりの大嵐が来るのよ。庭のガーデンセットも全部片付けたの」「!」
部屋に入ってネットをチェックするとスウェーデンの友人から
「デンマークへ移動されていますか?すでに電車が不通になっているところもあります…」
と無事に海を渡って上陸できたかどうかを心配するメッセージが入っていました。
とにかく何も知らなかったので驚きました。とはいえ、ラジオを聴いていたところで、何を言っているのか分らなかったので、状況は同じでしたでしょうが。
写真では分りづらいですが、徐々に風が強くなってきて、小雨もぱらつき始めました。ちょっと外に出てみたのですが、木の枝がゆさゆさと揺れて葉が次々に飛ばれています。とても暢気に歩くような天候ではないので、早々に宿に戻りました。
これでは外出は出来ないので、宿の主人が夕食を作りましょうか、と提案してくれました(もちろん、有料)。

急なことでしたが、想像よりもしっかりとした食事がでました。まずは前菜のサーモン。日本でよく見る数枚程度ではなく、盛り盛りです。
北欧らしく、ディルが乗っています。

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チキン胸肉ソテーに野菜の付け合せ。ソースはマヨネーズベース。

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デザートにはアイスクリームのチョコソースかけ。こちらも盛り盛り。
凝ったお料理ではないけれど、シンプルで美味しかったです。

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結構な量はありましたが、お昼がソーセージ1本で、お腹が空いていたことも手伝って全部頂きました。そして、轟々と音を立てる風の音を聞きながら就寝。台風に似ているのに、雨がほとんど降っていないのが不思議な感じがしました。これが嵐というものなのですね。

こちらは翌朝の朝食。パリっと焼けた熱々のパンに横からナイフを入れると、もわもわと湯気が立ち上ります。
その上には手作りのブルーベリージャムとバターを乗せてぱくり。発酵バターの良い香りが口の中に広がります。コーヒーは魔法瓶で保温してあるので、煮詰まる事はありません。

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ゆで卵は半熟を勧められたので素直に従うと、タイミングを測って熱々の状態で運ばれました。殻を割ろうと触ると、あまりの熱さに手を「あち!」とひっこめてしまいました。

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女主人が「大丈夫?でも冷たいよりもいいでしょう?」と。「確かに」と返事して、そっと上の白身部分をすくうと、最適な茹で加減の黄身がとろりと顔を出します。味が濃く、何もつけなくても充分美味しい。
どうも、食事は自慢の一つらしく(作っているのは旦那さま)、成る程夕食にもしっかりとしたものが出るはずです。

さて、朝食を済ませて、外に出てみると、あちこちに嵐の爪あとが残っていました。

これは根本から倒れた木。後で知りましたが、このイギリス、オランダ、ベルギー、ドイツ、デンマークを襲った嵐は合計で13名の犠牲者を出したということでした。

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ミタ

今日で完結させようと思いましたが、案外長くなったので続きはまた明日、かな?

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