今日の4月20日から7月28日まで、大阪の大阪市立東洋陶磁器美術館にて「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展が開催されます。
これは昨年11月に東京のサントリー美術館で開催されていた同展示の巡回ですので、既に東京で行かれた方もいらっしゃるでしょう。
このチラシでも分かるとおり、フィンランドのデザインの中でも特にガラスにスポットを当てた内容になっています。
開催前日の昨日、フクヤが展覧会会場内の物販コーナーにビンテージを展示販売している関係で、一足早く展示内容を見てきました。
なお、写真は特別に許可を頂いて撮影しています。会場内は撮影禁止ですので、ご了承下さい。
展示は5つのパートに分かれています。最初は「プロローグ: 18世紀後半~1920年代 黎明期」
宗主国であったスウェーデンやヨーロッパ各国の影響を受けていた時代の製品が並びます。
「第I章: 1930年代 躍進期」
1930年代に入ると他国の影響を離れフィンランドらしいデザインが作られ始めます。中でもアイノとアルヴァのアアルト夫妻の作品は現在も作られているロングセラー。アイノのグラスはもちろん、アルヴァのアアルト花瓶も展示されています。アアルト花瓶の木型はあまり見る機会の無いものでしょう。
続いて「第II章: 1950年代 黄金期」と「第III章: 1960・70年代 転換期」を一緒にご紹介します。
カイ・フランク、オイヴァ・トイッカ、サーラ・ホペア、ナニー・スティル…
この時代に入ると、フクヤでもお馴染みのデザイナーたちの活躍が始まります。見慣れたデザインが沢山展示されていると、かえって半世紀も前のデザインが現在でも色あせない輝きを放っている事について、シミジミと感動を覚えます。
そして最後は「第IV章: フィンランド・ガラスの今 Art&Life」
「Art&Life」のタイトルが示すとおり、芸術と実用品の現代の作品展示です。
また、数は少ないですが、60年代ごろの陶磁器の展示も有ります。これらもお馴染みのアイテムですが、こうやって展示されているとまた違う作品に見えてきます。
会場の最後、販売コーナーにフクヤから提供させていただいたビンテージが並んでいます。展示と合わせて見ていただけると嬉しいです。
入場料は一般1,000円、高大生600円ですが、下記リンク先の割引券をプリントアウトして持参されるとそれぞれ、800円と500円になりますので、どうぞご利用下さい。
→「森と湖の国 フィンランド・デザイン」割引券
今年は関西に縁が有ります。
照明がとてもきれいです!!
>>重富滋子さま
実際に足を運ぶんで観ると照明の効果もあって、よりいっそう綺麗ですよね!